1994年(平成6年)秋期
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「情報処理技術者試験の変遷」の記事における「1994年(平成6年)秋期」の解説
情報処理技術者試験標準カリキュラムが設定され、これに基づき区分が大幅に改正され、科目の一部免除・業務経歴書提出を要する区分が制定された。 春期プロジェクトマネージャ試験 (新設、27歳以上・業務経歴書提出要) プロダクションエンジニア試験 (新設) データベーススペシャリスト試験 (新設) システム運用管理エンジニア試験 (新設、25歳以上・業務経歴書提出要) 第一種情報処理技術者試験 (プログラミング問題廃止・一部免除有) 秋期システム監査技術者試験 (情報処理システム監査技術者を改称、27歳以上・業務経歴書提出要) システムアナリスト試験 (新設、27歳以上・業務経歴書提出要) アプリケーションエンジニア試験 (特種情報処理技術者試験を改称、25歳以上・業務経歴書提出要) ネットワークスペシャリスト試験 (オンライン情報処理技術者試験を改称) システムアドミニストレータ試験(新設) : 初の利用者側の試験区分として制定された。(それまで存在していた試験区分はすべて開発者側、技術者側の区分であった。) 春期及び秋期第二種情報処理技術者試験(一部免除有) 第一種情報処理技術者試験、第二種情報処理技術者試験、システムアドミニストレータ試験以外の試験は、結果発表時に高度情報処理技術者試験と称していた。 第二種情報処理技術者試験(現在の基本情報技術者試験)の午後試験が記述式から多肢選択式(マークシート)に変更される。システムアドミニストレータ試験(のちの初級システムアドミニストレータ試験)の午後試験も多肢選択式(マークシート)となる。 全試験区分で(機能制限付きで)電卓の使用が認められる。 平成6年度(1994年度)秋期から平成12年度(2000年度)秋期までの試験制度試験区分対象者像実施時期受験資格出題形式備考 システムアナリスト試験(現・ITストラテジスト試験)開発者側高度情報処理技術者試験 秋期 27歳以上業務経歴書の提出を要する。 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:論述式(小論文) 特種情報処理技術者試験のうち、経営戦略に関する範囲を継承し新設。 システム監査技術者試験(旧・情報処理システム監査技術者試験)独立高度情報処理技術者試験 秋期 27歳以上業務経歴書の提出を要する。 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:論述式(小論文) プロジェクトマネージャ試験(新設)開発者側高度情報処理技術者試験 春期 27歳以上業務経歴書の提出を要する。 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:論述式(小論文) 特種情報処理技術者試験のうち、プロジェクトマネジメントに関する範囲を継承。 アプリケーションエンジニア試験(現・システムアーキテクト試験)開発者側高度情報処理技術者試験 秋期 25歳以上業務経歴書の提出を要する。 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:論述式(小論文) 特種情報処理技術者試験のうち、設計に関する範囲を継承。 システム運用管理エンジニア試験(現・ITサービスマネージャ試験)開発者側高度情報処理技術者試験 春期 25歳以上業務経歴書の提出を要する。 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:論述式(小論文) 特種情報処理技術者試験のうち、システム運用に関する範囲を継承。 プロダクションエンジニア試験開発者側高度情報処理技術者試験 春期 特になし 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:記述式(事例解析) 平成12年度(2000年度)春期を最後に廃止。 ネットワークスペシャリスト試験開発者側高度情報処理技術者試験 秋期 特になし 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:記述式(事例解析) オンライン情報処理技術者試験のうち、ネットワークに関する範囲を継承。 データベーススペシャリスト試験(新設)開発者側高度情報処理技術者試験 春期 特になし 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:記述式(事例解析) オンライン情報処理技術者試験のうち、データベースに関する範囲を継承。 マイコン応用システムエンジニア試験(現・エンベデッドシステムスペシャリスト試験)開発者側高度情報処理技術者試験 春期 特になし 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:記述式(事例解析) 平成8年度(1996年度)春期より新設。組み込みシステムに特化した試験区分。 第一種情報処理技術者試験(現・応用情報技術者試験)開発者側 春期 特になし 午前:多肢選択式午後:記述式 プログラミング言語に関する問題を廃止。 第二種情報処理技術者試験(現・基本情報技術者試験)開発者側 春期および秋期年2回 特になし 午前:多肢選択式午後:多肢選択式 午後試験を多肢選択式(マークシート使用)に変更。 上級システムアドミニストレータ試験(略称:上級シスアド)利用者側高度情報処理技術者試験 秋期 27歳以上業務経歴書の提出を要する。 午前:多肢選択式午後I:記述式午後II:論述式(小論文) 平成8年度(1996年度)秋期より新設。 初級システムアドミニストレータ試験(略称:初級シスアド)利用者側 春期および秋期年2回 特になし 午前:多肢選択式午後:多肢選択式 平成6年度(1994年度)秋期および平成7年度(1995年度)秋期は「システムアドミニストレータ試験」として実施。平成8年度(1996年度)より名称を「初級システムアドミニストレータ試験」に変更。平成10年度(1998年度)までは秋期のみの実施だった。平成11年度(1999年度)春期より年2回実施。
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