ロマン錦【ロマンニシキ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9929号 |
登録年月日 | 2002年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | おうとう | |
登録品種の名称及びその読み | ロマン錦 よみ:ロマンニシキ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 3月 16日 | |
品種登録者の名称 | 佐藤正光 | |
品種登録者の住所 | 福島県伊達郡伊達町大字箱崎字前畑28番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 佐藤正光 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「正光錦」の芽にコルヒチン処理して発生した枝変わりであり、果形が心臓、大きさがやや大、果皮色が帯赤黄斑の育成地(福島県伊達郡伊達町)では6月上旬に成熟する甘果おうとうである。樹姿は中間、樹の大きさは大、樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、色は緑褐、皮目の形は楕円、大きさは大、密度は中、芽の形は尖である。葉形は長楕円、大きさは大、色は緑、蜜腺の形は腎である。花の大きさは大、小花数の多少は中、花弁の形は楕円、大きさは大、色は白、雌ずいの数は1、健否は健、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は緑である。果梗の長さは中、果実の外観は心臓、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さは浅、広さは中、果実の大きさはやや大、果皮の色は帯赤黄斑、着色は中である。切った直後の果肉色は白、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の硬さは軟、果汁の多少及び甘味は多、酸味は少、渋味、苦味及び香気は無である。核と果肉の粘離は半粘、核の形は円、大きさは大、色は淡褐である。成熟期は満開から41~50日で育成地においては6月上旬、結果性は少、生理落果の多少はかなり少、裂果性は中、果実の日持ちはやや不良である。「正光錦」と比較して、葉が大きいこと等で、「香夏錦」と比較して、核と果肉の粘離が半粘であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に育成者の自園(福島県伊達郡伊達町)において、「正光錦」の芽にコルヒチン処理して発生した枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「大正光」であった。 |
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