Jのしずく【Jノシズク】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8567号 |
登録年月日 | 2000年 12月 22日 | |
農林水産植物の種類 | おうとう | |
登録品種の名称及びその読み | Jのしずく よみ:Jノシズク |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 青森県 | |
品種登録者の住所 | 青森県青森市長島一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 清藤盛正、中川原郁也、久保隆、内藤誠、外崎武範、成田春蔵、田中敏美 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ナポレオン」に「マートン・グローリー」を交配して育成されたものであり,果形が心臓,大きさがやや大,果皮色が帯赤黄斑の育成地(青森県三戸郡五戸町)では7月上旬に成熟する甘果おうとうである。樹姿は開張,樹の大きさは中,樹勢は強である。枝梢の太さは中,節間長は短,色は赤褐,皮目の形は扁円,大きさは大,密度は多,芽の形は尖である。葉形は短楕円,大きさは中,色は緑,蜜腺の形は腎である。花の大きさ及び小花数の多少は中,花弁の形は楕円,大きさは中,色は白,雌ずいの数は1,健否は健,花粉の多少は有,がく筒の形は鐘,がくの色は淡緑である。果梗の長さはやや長,果実の外観は心臓,果頂部の形は平,凹及び梗あの深さは浅,広さはやや狭,果実の大きさはやや大,果皮の色は帯赤黄斑,着色はやや多である。切った直後の果肉色は乳白,果肉内及び核周囲の着色は無,果肉の硬さはかなり軟,果汁の多少は多,甘味は中,酸味は多,渋味,苦味及び香気は無である。核と果肉の粘離は離核,核の形は楕円,大きさは中,色は淡褐である。成熟期は満開から51~55日で育成地においては7月上旬,結果性は多,生理落果の多少は少,裂果性は極少,果実の日持ちは不良である。「佐藤錦」と比較して,酸味が多いこと,核と果肉の粘離が離核であること等で,「ナポレオン」と比較して,果肉が軟らかいこと,核と果肉の粘離が離核であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和48年に青森県畑作園芸試験場(三戸郡五戸町(現青森県りんご試験場県南果樹研究センター))において,「ナポレオン」に「マートン・グローリー」を交配し,60年にその実生の中から選抜,以後,特性の調査を行いながら増殖を行い,平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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