黄鶴楼公園
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黄鶴楼は長江右岸の蛇山(中国語版)の山頂にあり、蛇山周辺一帯は「武漢黄鶴楼公園」として整備されている。黄鶴楼公園の敷地は解放路に面した西門(西端)から首義公園に面する東門(東端)まで、また北辺は京広鉄路で区切られていて、その面積は40.3haである。公園は毎日8時から18時(冬季は17時)まで開いており、入場料は大人80元、子供及び学生は40元である(2018年1月現在)。 西門(西大門)から入場すると、勝像宝塔(元代の白塔)・三楚一楼の牌坊を通り過ぎ黄鶴楼のある山頂付近の広場に出る。黄鶴楼バス停や駐車場がある東門(東大門)から入ると、岳飛の銅像・紫薇苑・梅林・鵞池・白雲閣などを経て黄鶴楼のある山上に達する。 勝像宝塔(別名 元代白塔)- もともとは蛇山の西端付近にあったとされ、1984年に現在の場所に移設された。1343年、モンゴル帝国の皇族コンチェク・ブカ(寛徹普化)により造られた仏舎利塔とされる。形が灯篭に似ているため、三国時代に諸葛亮が関羽の水軍を導くため灯台として用いたとの伝説もある。円筒が重なったの五重塔のそれぞれの段を地・水・火・風・空の五大と見立てて『五輪塔』とも呼ばれる。高さ9.36m、座の部分の直径5.68m "三楚一楼"大牌坊 - 三楚の地域内で最も優れた塔であるという漢詩『擱筆題詩,両人千古;臨江呑漢,三楚一楼』に因んだ碑坊 南軒・北軒 "黄鶴帰来"青銅彫像 - 亀・蛇・鶴の吉祥動物の組み合わせ像。黄鶴楼にまつわる鶴の伝承を造形化したもので、この公園に置かれているものは、1997年に湖北省から香港に贈られた彫像の製作時模型である 黄鶴楼 費禕亭 呂仙洞 留雲亭 石照亭 仙棗亭 百松園 杜鵑園 抱膝亭 梅園 乖崖亭 一覧亭 奇章亭 岳飛銅像(岳飛銅彫)- 身長6.3mの岳飛像 岳飛功徳坊 四季牌坊 白雲閣 - 海抜75.5mの蛇山山頂にある。建物の高さは41.7m。1992年1月に、消防署の火の見櫓の跡地に造られた建物 涌月台 落梅軒 紫薇苑 鵞碑亭 白龍池 "九九帰鶴図"浮彫 毛沢東詞亭 - 1927年に毛沢東が詠んだ漢詩『菩薩蛮・黄鶴楼』と、1956年の『水調歌頭・游泳』が刻まれている句碑が置かれている詞亭。1992年に造られた 南楼 古碑廊 奇石館 "崔顥台詩図"浮彫 擱筆亭 跨鶴亭 紫竹苑 鵞池 詩碑廊
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