駅等の設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 13:06 UTC 版)
「名古屋市営地下鉄桜通線」の記事における「駅等の設備」の解説
ホームは、中村区役所駅から野並駅は20m車8両編成に対応しているが、鳴子北駅から徳重駅は経費削減のため20m車6両編成までの対応となっている。すべての駅に可動式ホーム柵が設置されており、6両編成以上の定期列車が入線することはないため、電車が停まらない部分には普通柵を設置している。可動式ホーム柵は、鳴子北駅・相生山駅・神沢駅・徳重駅の各駅では2011年3月27日の開業と同時に使用が開始され、既存の駅でも順次設置され、同年7月23日までにすべての駅で設置が完了した(当初は7月16日設置完了予定だった)。また、名古屋市営地下鉄の開業区間で初めて駅のテーマカラーが設定され、既存の各駅でも可動式ホーム柵の設置とともに設定された。 ホームは、常に進行方向右手となるよう全駅で島式ホームとなっている。また、日本国内の鉄道の多くでは、車両の運転台を進行方向左側に設置しているが、桜通線では車両の運転台をホームに近い、進行方向右側に設置している。乗務員は、可動式ホーム柵の最前方のモニターテレビで、ホームに設置されたカメラ等との映像を見て、ホーム前後の安全確認やドアの開閉、発進操作を行う。これらの設備によりホーム安全やドア開閉の確認を容易にし、ワンマン運転を可能にしている。なお、開業から可動式ホーム柵が設置される前までホームの映像は、駅進入時から発車直後まで運転台にあるモニターに映していた。 また、中村区役所駅 - 野並駅の各駅のコンコースに壁画を設けたが、鳴子北駅から徳重駅は、経費削減の影響で壁画が省略されている。 すべての駅で、エレベーター・エスカレーター、車椅子使用者対応トイレ等のバリアフリー化、押しボタン式の列車非常停止警報装置が完了している。名古屋市営地下鉄全線でバリアフリー設備の整備や列車非常停止警報装置の整備が始まったのは桜通線が初である。 LED式発車標が全駅に設置されており、各種運行情報やニュースなどが表示できる。東山線や名城線・名港線ではニュースなどを表示中に行き先表示の英字表示ができなかったが、この後採用した鶴舞線と桜通線ではニュースなどを表示中も行き先表示の英字表示が可能になった。ホーム接近アナウンスにおいて最近までは「(例)3番ホームに、今池・新瑞橋方面、徳重行きがまいります。ご注意下さい。」とアナウンスされていたが、2016年3月9日ごろからは「ご注意ください。」の部分が「ホーム柵から離れて、お待ち下さい。」に変更され、2022年には「黄色い点字ブロックの内側でお待ち下さい」に変更されている。乗換駅など主要駅では「駆け込み乗車は、危険ですからおやめ下さい。」の文言が追加されている。
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