馬名の表記について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 22:47 UTC 版)
馬名の表記については、全てカタカナあるいはラテン文字で表記する場合もあるが(国によっては漢字やハングルも使用される)、輸入馬に対してアスタリスクをつける場合もある。これを「Sadler's Wells (USA)」の様に表記する例も見られる。 同名異馬が存在する場合には「Nijinsky II」の様に表記する場合が多かった。これも国が変わると、元の国では「Right RoyalIII」だったものが別の国へ行くと「Right RoyalV」に変わるというようなことが起きることから、近年は「Nijinsky (CAN)」、「Nijinsky (1967)」と表記する場合もある。 現在では認められていないが、かつては1シーズンに異なる種牡馬を配合することが行われていた。Aという馬を配合し、妊娠が確認できなかった場合にBという種牡馬を配合したような場合である。この場合、血統表には「A or B」と表記される。現代の知見では、「妊娠が確認できなかった」という判断が誤りで、実際にはAの子を妊娠している可能性も否定しきれないとされている。こうした「A or B」式の表記が行われる場合には、便宜上は祖父には「正しい父親である可能性が高そうなものの祖父」を記載するが、リーディングサイアーの統計などには除外されている。 なお、ウィキペディア日本語版では、血統表中の表記として、「日本で競走に走った馬」ならびに「日本に繁殖で輸入された馬」はカタカナ表記(あるいはラテン併記)、それ以外の日本に輸入されていない競走馬は母言語にかかわらずラテン文字表記としている。ただし日本で繁殖馬として登録された場合に漢字カナ等を用いて登録されているものはそれに従う。
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馬名の表記について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 21:38 UTC 版)
「ボールドリック」の記事における「馬名の表記について」の解説
ボーリドリックは、フランスでデビューした時点では「Baldric」と表記されている。3歳になってイギリスへ遠征したが、イギリスには既に「Baldric」という名前の競走馬が登録されていたので、当時の定めに則って、イギリスでは「Baldric II」と表記された。イギリスと馴染みの深いカナダやアメリカ、オーストラリアの当時の新聞記事などでも「BaldricII」の表記を行っている事例もある。イギリス由来の文献を翻訳したものなど、同時代の日本語文献でも同馬を「ボールドリックII」と表記するものもある。 ボールドリックは後年、種牡馬として日本に輸入された。日本では「ボールドリック」として正式に登録されており、血統書などでも「ボールドリック」あるいは輸入馬を示す「*(アスタリスク)」をつけて「*ボールドリック」のように表記する。 なお英単語としての「baldric」は「飾帯」・「綬帯」と訳され、剣などを携えるためのタスキ、あるいはそれが儀礼化した礼装を表す。
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