馬名の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:59 UTC 版)
競走馬登録前であれば、何度でも可能である。競走馬登録後は年齢にかかわらず、初出走前に1回に限り変更できる。初出走後はいかなる理由があっても、変更することはできない。 なお、1982年までは2歳時であれば1回に限り、初出走後も馬名を変更することができた。主な例としてトキノミノル(旧名:パーフェクト)、ダイナナホウシュウ(旧名:タマサン)などが挙げられる。また、戦前であるが1942年皐月賞優勝馬・アルバイトが、トレードの際に馬名をクリヒカリに変え、翌年(1943年)の帝室御賞典(秋)を制した例がある。さらには初出走後に中央競馬から地方競馬、または地方競馬から中央競馬に移籍した際にも馬名の変更が認められていたが、中央競馬では1982年8月以降は同名馬がいた場合などの例外を除いてできなくなり、地方競馬においても2010年現在は認められていない。 1986年の富士ステークスとジャパンカップに出走した「ウェイバリースター」(Waverley Star)は、翌1987年にニュージーランドからオーストラリアに移籍したが、オーストラリアでは同名馬がいたことから「アワウェイバリースター」(Our Waverley Star)の名で出走した。日本には同名馬はいなかったが、1987年の富士ステークスとジャパンカップにおいても「アワウェイバリースター」として出走した。 近年においては日本出身馬のオーストラリアへの移籍が活発になっているが、2017年の函館2歳ステークスの勝馬「カシアス」の豪州移籍時は移籍時に既に同名馬が居たことから日本語由来の「ケモノ」(Kemono)の名前に変更されている。
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