飼育員死亡事故とは? わかりやすく解説

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飼育員死亡事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 05:33 UTC 版)

秋田八幡平クマ牧場」の記事における「飼育員死亡事故」の解説

2012年4月20日午前8時頃、冬期閉鎖中のクマ牧場運動場からヒグマ6頭が脱走し女性飼育員2名が死亡する事故発生した運動場地下掘られる形で高さ4.5メートルコンクリート囲まれていたが、冬期間に除雪した運動場投棄していたため壁際一角雪山ができており、この山を登って外へ出たものとみられる。餌場で作業中の女性従業員(当時75歳)の悲鳴聞きつけ、男性従業員(当時69歳)が駆けつけると、クマ襲われている女性従業員の姿があった。もう一人女性従業員(当時69歳)が倒れており、呼びかけたが応答はなかったため、男性従業員秋田県警通報した駆けつけ近所猟師によると、女性従業員引っ張り合うクマの姿が見えたという。県警正午過ぎ、地元猟友会クマ射殺命令警察官職務執行法第四条)を下した。2頭が餌場内隠れたため難航したが、午後4時脱走したクマ6頭は全て射殺された。 牧場経営者と、除雪担当していた従業員1名がオリなどの安全管理怠ったとして、業務上過失致死容疑6月9日逮捕され罰金50万円略式命令下された行政処分牧場事件閉鎖されたために見送られた。この牧場はもともと2012年秋廃園する予定であったが、死亡事故に伴い休園し6月閉鎖された。その際与える餌の量を減らし飢えと熊同士抗争自然淘汰させる計画立案されたが、観光影響する事を嫌った秋田県は県による殺処分決定引き伸ばした。その後日本熊森協会地球生物会議ALIVEなどからの支援金及び支援物資があり、県から非常勤職員派遣されクマの飼育を続けることになった秋田県クマ受け入れ先探しについて日本動物園水族館協会協力要請しその結果茨城高知両県の2つ施設からツキノワグマ限り受け入れ可能との回答得た。さらに8月23日北秋田市市営阿仁熊牧場が、牧場施設拡張財政問題解決なされた後であれば全頭受け入れすると表明した秋田県知事クマ2013年秋までに移動させたいとし、2014年には受け入れたクマ収容施設「くまくま園」がオープンした阿仁熊牧場#八幡平からクマ搬入)。 秋田県による熊の引き受け探しに際して海外13動物愛護団体要望書出している。クマ引き受け先はできるだけクマが自然な状態で生活できるような施設にし、継続的にクマケアを行うことなどを求め、それができない場合安楽死させることを検討するべきだと訴えた

※この「飼育員死亡事故」の解説は、「秋田八幡平クマ牧場」の解説の一部です。
「飼育員死亡事故」を含む「秋田八幡平クマ牧場」の記事については、「秋田八幡平クマ牧場」の概要を参照ください。

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