音源内蔵シーケンサーの登場とは? わかりやすく解説

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音源内蔵シーケンサーの登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 03:43 UTC 版)

ミュージックシーケンサー」の記事における「音源内蔵シーケンサーの登場」の解説

1988年ヤマハから発売されTQ5元祖と言えよう。B200/YS200/YS100 の音源部シーケンサーユニット化したもので、ディスプレイ時間がわかるユニークな時計機能搭載していた。この時期はまだFM音源主流であり、TQ5FM音源搭載していた。また、コルグから発売されPCM音源モジュールM1Rシーケンサー内蔵していた。これらは音源シーケンサー一体化されたものではあるが、あくまで「シーケンサー付属した音源モジュール」であり、後のヤマハ・QYシリーズとは音源シーケンサー主従逆になっている。コルグM1R続き01R/WやX3Rとシーケンサー内蔵音源モジュール発売するが、内蔵シーケンサー需要少なかったためから、その後音源モジュール版TR-Rack以降内蔵シーケンサー省略した1990年ヤマハから発売されたQY10は初め音源内蔵シーケンサーという形を取った開発コンセプトが「スキーバスの中に持ち込んで手軽に作曲楽しめるもの」という、いわば当時スキーブーム意識したものであり、VHSビデオテープサイズに音源シーケンサーだけでなく鍵盤用意され、その鍵盤内蔵音源発音させることが可能で、QY10は場所を問わず利用可能なため、大ヒットとなった。これはちょうその頃から一般的になっていたミュージックワークステーション凝縮したものと考えられるこの後ヤマハはQY20、QY22と改良版リリースしていくこととなる。 QYシリーズリリース後も、デスクトップタイプシーケンサーQY以前QXシリーズQX3ラインアップされていた。この後機種として発売されたのがQY300であったフロッピーディスクドライブジョグ/シャトルダイアルやテンキー装備しハンディタイプQYシリーズデスクトップQXシリーズ併せ持った機種であり、この後改良版としてQY700がリリースされることとなる。 このヤマハQYシリーズ対抗してローランド90年代半ばPMA-5という電子手帳サイズ音源内蔵シーケンサー発売したSC-55mkII当のGS音源搭載しSCシリーズ愛好者迎えられたが、タッチペン使った入力というのが、QYシリーズ鍵盤キー比べて扱いづらかったようで、この機種後継機種発売されず、生産終了となってしまった。 このPMA-5はTO-HOST端子持ちSCシリーズのような音源モジュールとしての利用も可能であり、パーソナル・コンピューターのシーケンサーソフトとデータやりとり可能ということ魅力的な製品であった当時ヤマハ音源内蔵シーケンサーQY22はGMのみ対応でTO-HOST端子がついていなかったが、それが搭載され新機種が1997年発売のQY70であった。QY70はDTM愛好者だけでなく、以前QYシリーズ愛好者であるギタリストベーシストにも愛用され、2004年ディスコンになるまでロングセラーとなった。これにスマートメディアスロットを搭載するなどモデルチェンジ行ったのが現在のQY100である。

※この「音源内蔵シーケンサーの登場」の解説は、「ミュージックシーケンサー」の解説の一部です。
「音源内蔵シーケンサーの登場」を含む「ミュージックシーケンサー」の記事については、「ミュージックシーケンサー」の概要を参照ください。

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