電化・非電化区間が混在する路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 11:50 UTC 版)
「鉄道の電化」の記事における「電化・非電化区間が混在する路線」の解説
後述の通り、日本国内で電化・非電化区間が混在する路線は運行系統が途切れて別々の路線として扱われることが多い。例外的に大井川鉄道井川線のように輸送量増大目的ではなく何らかの理由で電気運転をやむを得ず使用する路線では非電化側の列車が直通する場合もある。外国の例ではアメリカでペンシルバニア鉄道のワシントン‐ニューヨーク電化以前は、ニューヨーク手前まで来た蒸気機関車の列車がニューヨーク入口のボルティモア・ベルトラインのトンネル(ここのみ電化)だけ蒸気機関車ごと電気機関車が牽引していた事例がある。 一方、インドなどの国では、このような非電化混在路線においては機関車を交替することで、運行系統が分断されずに直通運転に対応することがある。
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電化・非電化区間が混在する路線
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「鉄道の電化」の記事における「電化・非電化区間が混在する路線」の解説
旅客需要の差から、一部区間のみが電化された路線もある。このほとんどは運転系統が分断されるため、別路線のようになっている(交流・直流のデッドセクションを挟む場合も同様)が、大井川鐵道井川線のように一部の急勾配区間用に電化している場合は電化区間で補機がつくのみで非電化用の車両で全線を走破する運行をしているケースもある。 電化・非電化が混在する路線の中には、可部線や札沼線のように電化区間を残して非電化区間のみが廃止された例もある。江差線も海峡線と一体化している電化区間を残して非電化区間のみが廃止された。 以下に電化区間を記す。太字になっている駅は電化・非電化の境界となっているものである。なお、入出庫用に電化された区間は除く。 JR函館本線 函館 - 七飯 - 新函館北斗、小樽 - 旭川。後者の電化区間は千歳線・札沼線と一体化。前者の電化区間のうち函館 - 五稜郭間はかつては江差線・海峡線と一体化していた。 室蘭本線 室蘭 - 東室蘭 - 沼ノ端。電化区間は千歳線と一体化。 津軽線 青森 - 中小国。運行系統は蟹田で分断。電化区間はかつては海峡線と一体化していた。 磐越西線 郡山 - 喜多方。 八高線 八王子 - 高麗川。電化区間は川越線西部と一体化。 大糸線 松本 - 南小谷。電化区間は中央本線・篠ノ井線と一体化。南小谷でJR東日本とJR西日本に分断。 関西本線 名古屋 - 亀山、加茂 - JR難波。亀山でJR東海とJR西日本に分断。後者の電化区間は大阪環状線と一体化。 紀勢本線 新宮 - 和歌山市。電化区間は阪和線と一体化。新宮でJR東海とJR西日本に分断。 山陰本線 京都 - 城崎温泉、伯耆大山 - 西出雲。後者の電化区間は伯備線と一体化。 播但線 姫路 - 寺前。 福塩線 福山 - 府中。 予讃線 高松 - 伊予市。電化区間は本四備讃線と一体化。 土讃線 多度津 - 琴平。電化区間は予讃線・本四備讃線と一体化。 筑豊本線 折尾 - 桂川。電化区間は鹿児島本線・篠栗線と一体化し、これらの路線を通して福北ゆたか線という愛称を持つ。 豊肥本線 熊本 - 肥後大津。電化区間は鹿児島本線と一体化。 長崎本線 鳥栖 - 喜々津 - 市布 - 浦上 - 長崎。旧線区間(喜々津 - 長与 - 浦上)は非電化。 大村線 早岐 - ハウステンボス。電化区間は佐世保線と一体化。 筑肥線 姪浜 - 唐津。電化区間は福岡市地下鉄空港線・唐津線と一体化。電化時の路線変更により分断、唐津 - 山本は唐津線に。 唐津線 唐津 - 西唐津。電化区間は筑肥線と一体化。 日南線 南宮崎 - 田吉。電化区間は日豊本線・宮崎空港線と一体化。 私鉄・第三セクター会津鉄道会津線 会津田島 - 会津高原尾瀬口。電化区間は東武日光線、鬼怒川線・野岩鉄道会津鬼怒川線と一体化。 大井川鐵道井川線 アプトいちしろ - 長島ダム。電化区間はアプト式による運転。 京都丹後鉄道宮豊線 宮津 - 天橋立。電化区間は山陰本線・宮福線と一体化。
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