雄川堰
| 疏水の概要 | ||||||||||||
■疏水の所在 群馬県甘楽郡甘楽町小幡地内をおよそ1kmにわたり流れる用水でありながら、環境省の名水百選に選定されています。 ■所在地域の概要 甘楽町は、群馬県の南西部に位置し、面積は5857ha、人口は約1万5000人の町です。農業が盛んで、主に野菜、りんご、キウイフルーツ、しいたけなどを栽培しています。また、町並みの特徴として、およそ400年前の織田氏の時代より形成された城下町としての風景が、今も色濃く残されております。 ■疏水の概要・特徴 雄川堰は、いつ構築されたものか未だ不明ですが、およそ400年ほど前と推測されており、古くから住民の生活用水や非常用水、下流の水田のかんがい用水として、多目的に利用されてきました。 水源は稲含山から流れ出す雄川で、小幡の南3キロほどの翁橋下手に高さ約7mの堰堤を造り取水しています。そこから雄川堰までの途中、長さ6m、幅1mの1枚岩を3枚組み合わせた「吹上の石樋」があります。この樋は長い間木製でしたが、1865年、7ヵ月と250人の手間を費やし造られました。これにより、水を漏れなく下流へ送れるようになりました。 また、1642年の小幡陣屋完成により、3ヶ所に取水口を設け陣屋内の生活用水や庭園に引き込まれ利用されてきました。 | |||||||||||||
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