林崎疏水
![]() 野々池 |
![]() |
疏水の概要 |
■疏水の所在 神戸市西区平野町黒田から明石市鳥羽野々池まで 幅員:1.5m〜2.5m 延長:2,975間(約5.4㎞) ■所在地域の概要 JR西明石駅の北方、明石短期大学の北側にあり、東側は神戸市西区の水田地帯に接し、大久保丘陵台地を背景として、明石市の都市近郊にふさわしい農村風景の中にある。 ■疏水の概要・特徴 林崎地方は印南野台地上にあって、溜池を作っても水が流れ込まないために田作りの水に乏しく、わずかな日照りにも苗が枯れて農民は嘆き悲しんでいた。庄屋達が藩主松平忠国の許可を得て溝幅1.5メートル、長さ5,374メートルの灌漑用水確保のための堀割を造ることを計画した。工事は明暦3年(1657)冬の農閑期から開始され、翌万治元年(1658)4月、田植前に完成した。水の取入口は明石川平野町黒田で、印路の山裾を縫って、鳥羽六郷にある野々池に流れ込むようにした。その後、林崎掘割用水路の末端を利用して次第に新田を開発、水田区域を拡げ昭和5年「可水引用工作物存置願書」によると水田かんがい面積は745町歩余りにもおよんだ。 |
||
|
固有名詞の分類
- 林崎疏水のページへのリンク