鞍月用水
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疏水の概要 | |||||||||||
■疏水の所在 石川県金沢市中心部から北西部(用水総延長 約1500m) ■所在地域の概要 石川県のほぼ中央に位置する金沢市は、北陸の中枢拠点都市として、人口44万人を擁する。江戸時代は加賀百万石の城下町として栄え、長年災害を被らず、伝統文化と美しい自然環境を維持している。 ■疏水の概要・特徴 用水の起源は、今から約1200年前(永延年間)頃と推測されており、金沢城に防衛のための総構堀をめぐらすという目的で、慶長4年(1599年)高山右近に命じて短期間で構築され、その後、1644年頃に油屋与助という人物により改修されたとされている。古くは、かんがい用のほか、城の防火用水や菜種油を搾る水車の動力として利用されていた。現在も金沢市の中心部から北西部の農村地帯までを潤し、市街地では防火用水、下流部では農業用水としての役割を果たしている。また、同じく金沢市中心部の武家屋敷跡を流れる大野庄用水が、昔からの情緒と風情を醸し出しているのとは対照的に、鞍月用水は、閑静な住宅街や賑わいのある繁華街を潤し、町並みだけでなく市民の心に安らぎと潤いを与えて続けている。 |
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