愛本新用水
![]() 愛本新用水路 |
![]() |
疏水の概要 |
■疏水の所在 富山県下新川郡入善町、宇奈月町の山裾の地域 ■所在地域の概要 黒部川右岸の高台にある、入善町と宇奈月町の山側の地域。 ■疏水の概要・特徴 この地域は高台にあり、水が少なく作物を作ることが難しかったので、十村役の伊東彦四郎が、黒部川の上流から水を引きたいので 用水を作ってほしいと加賀藩に願い出た。11代藩主の前田冶脩は、厳しい財政事情ではあったが、願いを聞き入れて用水の事業を決断した。前田冶脩は、参勤交代の途中で工事中の水路を見に来ている。1802年に水路が完成して、黒部川の水がこの地域を潤し、新たに農地が開かれていった。また、宿場町でもあったので、この水は飲み水をはじめ生活用水としても貴重な水で、利用しやすいように小水路が何本も作られている。地下水も乏しいこの地であるので、現在も大きな役割を果たしているが、幹線水路は電力会社の水路から分水された後、かんぱい事業でトンネル及び埋設鉄管路に変わっている。 |
- 愛本新用水のページへのリンク