文覚井
![]() 文覚井の土水路 |
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疏水の概要 | |||||
■疏水の所在 和歌山県伊都郡かつらぎ町 笠田(かせだ)地区 (全長約5km、幅 平均90cm、深 約60cm) ■所在地域の概要 かつらぎ町 大字 萩原・笠田中・笠田東の水田へのかんがい用水である。これら地域には、かんがい用水として利用できる谷川がなかったことから、文覚井の開設により開田が進んでいる。 ■疏水の概要・特徴 中世以来の灌漑用水として、県史跡に指定されている。かんがい区域となっている笠田荘は神護寺領荘園のうちでも根本荘園として極めて重視された荘園であったが、かんがい用水として利用出来る谷川がなかったので、水系の異なる穴伏川から取水を行っている。 笠田東の最北、字北川で取水した水は、笠田中の北辺を通り、笠田中と移の境界を南下し、山の鞍部を切り開いた水路を通り、上人滝となって風呂谷川の水源に落ち込むようになっている。 さらに南下し、萩原の字三分と笠田中の字水分の境界で、萩原に分水される。 萩原へ流れる分は、宝来山神社の後で神社の使い水などが分水され、西方へ流れる。また、笠田中へ流れる分は、やがて風呂谷川と分かれて南下し、笠田中の三ヶ所で分水される、残りは笠田東の分となり、堂田川を渡って、東方へ流れる。 |
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