隕石の落下に纏わるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 15:19 UTC 版)
星崎(愛知県名古屋市南区星崎)星宮社は、舒明天皇の時代(629年 - 641年)にこの地へ星が降り、それを祭るために創建されたといわれる。8世紀、13世紀にもこの地方に隕石が落ちたという言い伝えがある。星宮社から南西700メートルほどにある喚續神社の記録では、寛永9年8月14日(1632年9月27日)の午前0時過ぎ、南野村に隕石が落ちた。石は喚續神社へ寄進され長く社宝として祀られていた。1976年に国立科学博物館の村山定男によって隕石と確認され、南野隕石と命名される。現在は国立科学博物館に所蔵され、日本で2番目に古い隕石とされている。 星田(大阪府交野市星田)日本で2番目の記録に残る隕石が弘仁7年(816年)7月23日に妙見山と付近2ヶ所に落下。妙見山には馬蹄形の窪地が今も残っている。 星田妙見宮では星降る信仰があり、北斗七星も信仰する。 妙見山 (能勢)970年以前の)昔、大阪府豊能郡能勢町稲地に大きさ手まりほどの星が天降り、村民達が恐れて巫女の口を借りて尋ねた。『我は北辰大菩薩なり。国土守護のためこの地に降りた。清浄な地に移し、一心に祈念すれば、諸願成就せしめん』このようなお告げに村民は喜び、早速、当時「東の高嶽」と呼んでいた 後の妙見山となる山に隕石・御神体を移しお祀りした。落下位置から東南8キロメートル程の妙見山(豊能郡能勢町野間中(の)字)にて今でも祀られ 関西一の妙見菩薩信仰の場となっている。その星(隕石)の天降ったと言われる所には今でも「元妙見」としたお堂が建てられ、代々平田姓の家が守っている。 美星(岡山県井原市美星町星田)星田川近くにある星尾神社に3つの隕石が落下した伝説を基にしている。また町内には美星スペースガードセンターがあり文部科学省の補助金によって、財団法人日本宇宙フォーラムにより2000年に建設された。観測業務は特定非営利活動法人日本スペースガード協会が行っている。 星居山(広島県神石高原町阿下)孝徳天皇の時代の大化元年(645年)元日の夕方に一帯を真昼のごとく照らし流星が落ちる事象が長く続いたので、この評判を聞いた天皇はこの年の8月、自らも星居山へ行幸し体験、「星ノ居山」と命名。 星岡町・天山町(愛媛県松山市星岡町・愛媛県松山市天山町)天から山が降ってきた地とされ、円状に5つの岡が並んでいる。「世々を経て 幾代になりぬ 久方の 天下りけん 星岡の山」との歌も伝えられている。
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