阪妻と「森尾重四郎」とは? わかりやすく解説

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阪妻と「森尾重四郎」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 06:32 UTC 版)

阪東妻三郎」の記事における「阪妻と「森尾重四郎」」の解説

昭和初期、「サイレント映画では、虚無的な浪人者やらせては妻三郎右に出るものなし」と謳われた阪妻最初に演じたニヒル浪人者」は、『砂繪呪縛』の「森尾重四郎」だった。 1927年昭和2年)の6月から12月まで、朝日新聞夕刊土師清二の『砂繪呪縛』を連載連載30回目のころに、松竹阪妻プロでこの小説映画化決定企画段階では主演草間実で、阪妻は「森尾重四郎」役に執心していたが、四社競合製作となったため、阪妻の「勝浦孫之丞」と「森尾重四郎」二役を念頭に準備進められ撮入直前阪妻意思で「森尾重四郎」一本で行くことに決定結果阪妻演じ重四郎の存在感他社圧倒。「ニヒル浪人剣士」の一大ブーム巻き起こした。 『砂繪呪縛』は、トーキー時代迎えた1936年昭和11年)、阪妻プロ谷津阪妻主演再映画化。さらに1952年昭和27年大映黒川弥太郎主演1960年昭和35年)には東映近衛十四郎主演三度映画化されたが、「勝浦孫之丞」が主役だったのは1927年の初作のみ、再映画化三作はすべて「森尾重四郎」が主役になっているほど、阪妻演じた重四郎は強烈なのだった当時阪妻重四郎は撮影所所員の間でもブームとなり、真似をする者が続出次のようなエピソード残されている。「おい煙草はないか」と云う静かに首を振っておもむろに「ない」、「どうだ食堂行こうか」と云うとちょっとあいてを眼の先に引っかけ大きく頷きながら「行くことにしよう」、「おい、この間食券返してくれよ」暫く目をぱちぱちさせながら無言でいて、「あれは返さんでもいい事にする・・・」、「手数のかかることおびただしい。」

※この「阪妻と「森尾重四郎」」の解説は、「阪東妻三郎」の解説の一部です。
「阪妻と「森尾重四郎」」を含む「阪東妻三郎」の記事については、「阪東妻三郎」の概要を参照ください。

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