開業時の混雑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 16:41 UTC 版)
世界各地で開業時には混雑が生じる。2005年2月のイギリスのエドモントン店オープン時には、特売品を多く告知した結果、特売に群がりたがるイギリス庶民の心理が刺激されたのか、深夜オープンにもかかわらず、周辺道路には多くの客が特売に間に合うように自動車を駐・停車し、来場者は6,000~7,000人に及び、特売品を奪い合う乱闘騒ぎとなり、6名が病院へ運ばれる事態となり、イケア側の予想を超えたこの事態を収拾するために開店40分後には閉店しなければならなくなった。中国上海店オープン時には、一日で8万人が来場した。 船橋店オープン時は、月曜日のオープン、特売品は設けないとしたが、来場者は35,000人を超えた。週末・休日には入店までに数時間、閉店から3時間後でもすべての車が出庫できないなどの状態となった。その後、本来3時間以上の利用の場合は有料であった駐車場が無料開放されたり、土日祝日の営業時間延長など、混雑緩和策を行った。 港北店オープン時、近接した第三京浜港北ICには、渋滞が発生した。新横浜駅-イケア港北間のシャトルバスが運行されている他、2008年(平成20年)3月20日から2015年3月31日まで東急東横線・目黒線の田園調布駅からシャトルバスを運行(東急バスによる運行)していた。 鶴浜店ではJR難波駅 (OCAT) - イケア鶴浜間の無料シャトルバス(両備バス委託、以前は北港観光バスに委託されていた)及び、IKEA⇔梅田・大正 Express(大阪シティバス委託)を運行する。2018年現在、両バスとも有料化されている。 神戸店では三宮駅からのシャトルバス(みなと観光バスが運行)が運行されていた。現在は神姫バスが同所にバス停が設置されたため廃止となった。 立川店では周辺道路混雑対策として、駐車場を有料としている。オープン当初は離れた場所に無料の臨時駐車場も設け混雑を分散させた。また、近隣施設にて大型イベントが開催される際は駐車場を閉鎖、もしくは店舗営業時間の短縮等の措置をとる場合があるなど、開業後も道路混雑に配慮している。駐車場出入口付近の歩道が大変混雑し危険なため交通誘導員が営業時間中配置される。 長久手店は水曜日オープンとなったにも拘らず、開店時点で1,000人を超える来場者が列を作り、店内・周辺道路共に店側の予想を上回る混雑となったため、店側は「ご来店いただきましたお客さまにとって快適なお買い物体験をご提供するため」として、21時までの営業時間を短縮して19時に閉店した。なおIKEA長久手は、2020年時点では東海地方唯一の店舗であり、近くに愛・地球博記念公園やイオンモール長久手がある上に店舗から約1km強のところに名古屋瀬戸道路の長久手ICがあって自動車で行きやすいことから、土曜・休日にはIKEAの前を通る幹線道路(愛知県道6号力石名古屋線(グリーンロード)・愛知県道215号田籾名古屋線)は必ずと言ってよいほど大渋滞が発生する。
※この「開業時の混雑」の解説は、「イケア」の解説の一部です。
「開業時の混雑」を含む「イケア」の記事については、「イケア」の概要を参照ください。
- 開業時の混雑のページへのリンク