長期増備の原因とは? わかりやすく解説

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長期増備の原因

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 01:34 UTC 版)

新幹線0系電車」の記事における「長期増備の原因」の解説

東海道新幹線建設から開業までは時間的にかなり限られていて、車両開発十分な時間を割けなかったため、モデル車両1000形」をベースにした車両現在の0系)を開発し、そこから得られ改良箇所後継車両0系増備車)に反映させる計画だった。この車両全国新幹線網成立時点周波数50 Hz/60 Hz 両用車両にする構想だった。この一環として951形・961形といった試験車両製作された。また後継車両のために100形式欠番扱いとし、東北・上越新幹線営業車両には200系形式称号与えられた。しかし、実際に計画どおりにはならなかった。 新幹線車両当初耐用年数20年想定していたが、連日長距離高速(高負荷)運転による酷使結果車体機器両面劣化予想より早く進行したため(特に車内気密性低下問題となった)、初期製造車12年目の法定検査切れの車両より廃車始まった。以上のような理由から、1976年昭和51年9月より1・2次車淘汰開始されたが、当時国鉄財務状況悪化や、労働紛争影響で、国鉄内部では車両含めた技術革新停滞していた。その一方0系基本性能必要な水準満たしており、なおかつそれが安定していたことからも、当時動労はじめとする労働組合新型車両の導入否定的であったさらには0系増備過剰に推し進めた結果、ひとつの編成中で車両経年不揃いとなっていったことも合わせ既存車両混成編成替えを行う都合などから、互換性配慮する必要も生じたこのため0系新しく製造して古い0系置き換える状態が続き、約22年間・38次にわたって細部改良重ねながら0系発注製造され続けることになった。なお、JR東海会長葛西敬之国鉄改革真実」によると、編成価格は約30億円である。

※この「長期増備の原因」の解説は、「新幹線0系電車」の解説の一部です。
「長期増備の原因」を含む「新幹線0系電車」の記事については、「新幹線0系電車」の概要を参照ください。

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