長崎地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 05:16 UTC 版)
「国鉄キハ66系気動車」の記事における「長崎地区」の解説
2001年10月に筑豊・篠栗線の電化に伴い全車が長崎鉄道事業部長崎車両センターに転属。運賃箱・整理券発行機が設置され、塗装も第1編成を除く全編成がキハ200系とほぼ同一のシーサイドライナー塗装へ順次変更された(当初はシーサイドライナー色と九州色の連結で運転されることもあった)。ATSもSK形からDK形へ変更されている。 佐世保線(佐世保 - 早岐間)・大村線・長崎本線(諫早 - 長崎間の旧線・新線)の快速「シーサイドライナー」や普通列車を中心に運用された。2002年(平成14年)からJRと松浦鉄道の相互乗り入れが再開されたことに伴い、松浦鉄道佐々駅まで乗り入れるようになり、この乗り入れは2006年(平成18年)まで続けられた。 臨時列車としては有田陶器市開催時に上有田まで乗り入れていたほか、長崎地区に転属後も団体臨時列車やイベント列車、リバイバルトレインなどとして北部九州地区を中心に走行することがあり、平成筑豊鉄道や松浦鉄道に乗り入れたこともあった。このような臨時列車としての運行も2021年の運用終了まで続けられた。 第12編成(キハ66 12+キハ67 12)は2010年7月にハウステンボス仕様の白・黒・オレンジ色の塗装へ変更された。 2014年(平成26年)3月15日には長崎車両センターの車両基地が佐世保地区に移転して佐世保車両センターとなったことにより、全車が長崎鉄道事業部佐世保車両センターに転属した。 2015年(平成27年)3月のダイヤ改正で第4編成(キハ66 4+キハ67 4)が運用を離脱し、2016年2月に廃車された。 2020年(令和2年)3月14日のダイヤ改正でYC1系の営業運転が開始されたことに伴い、4編成 (9,13-15) が運用を離脱。さらに同年8月には2編成 (5,11) が運用を離脱し小倉総合車両センターへ廃車回送された。これら6編成は2020年6月から2021年1月にかけて廃車された。また同年12月には3編成(3,7,12)のうち、7,12が直方車両センターへ、3が熊本車両センターへ回送され一時的に留置されていたが、3編成とも翌年3月13日のダイヤ改正で佐世保に戻り、運用に復帰している。 2021年(令和3年)6月30日の253D(佐世保発19時14分→長崎着21時51分)をラストランとして運用を終了した。今後は川尻駅、八代駅構内留置線に疎開回送され、のちに小倉総合車両センターに廃車回送されて解体される予定。 シーサイドライナー色 国鉄急行色 ハウステンボス色
※この「長崎地区」の解説は、「国鉄キハ66系気動車」の解説の一部です。
「長崎地区」を含む「国鉄キハ66系気動車」の記事については、「国鉄キハ66系気動車」の概要を参照ください。
- 長崎地区のページへのリンク