野房記とは? わかりやすく解説

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野房記

読み方:ヤボウキ(yabouki)

分野 日記

年代 平安中期

作者 藤原資房


春記

(野房記 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/11 03:32 UTC 版)

春記』(しゅんき)は、平安時代公卿藤原資房日記。別名『野房記』(やぼうき)または『次戸記』(じこき)。『春記』の名は資房が春宮権大夫を兼ねたこと、『野房記』は小野宮流の資房の日記であること、『次戸記』は資房の漢字の一部に由来する[1]。写本としては万寿3年(1026年)から天喜2年(1054年)までのものが断続的に残っており、ほかに逸文が多数残る[1]。特に資房が後朱雀天皇のもとで蔵人頭を務めていた長暦2年(1038年)から長久2年(1041年)にかけて比較的まとまって残っており、史料価値が高い[2]

脚注

  1. ^ a b 倉本 2024, p. 311.
  2. ^ 倉本 2024, pp. 311–312.

参考文献

関連文献

  • 増補史料大成刊行会編『増補史料大成 7』臨川書店、1965年。
  • 赤木志津子「藤原資房とその時代」(『日本歴史』116・117号、1958年)。
  • 加納重文「藤原資房―『春記管見』―」(『古代文化』28巻3・4号、1976年)。
  • 河北騰「藤原資房と『春記』小考」(『独協大学教養諸学研究』21号、1986年)。
  • 近藤好和「春記」(『古記録と日記』上巻、思文閣出版、1993年)。
  • 角田文衛「藤原資房の『春記』」(『王朝文化の諸相』、法藏館、1984年)。
  • 木本好信・大島幸雄「藤原資房『春記』人名索引」(『京都産業大学日本文化研究所紀要』9号、2004年)。
  • 木本好信「『春記』総索引稿-地名・官位・典籍名・年月日・寺社名編-」(『史聚』20号、1985年)。
  • 読み下し文は国際日本文化研究センター「摂関期古記録データベース」で公開されている。

関連項目



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