北院御室日次記とは? わかりやすく解説

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北院御室日次記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/29 13:53 UTC 版)

北院御室日次記(きたのいんおむろひなみき)は、守覚法親王による平安時代末期から鎌倉時代にかけての日記。

概説

残欠はすべて仁和寺に伝存する。内訳は、守覚法親王自筆の1180(治承4)年10-11月を収める一巻と、1182(寿永元)年11-12月を収める後人の写本三巻である。

また事項ごとの抄録として『観音院結縁灌頂記』『元暦御灌頂記』『孔雀経法記』『建久御灌頂記』『後高野御室御加行其他』『加行事』『旧仏重供養事』『止雨法事』が伝わり、これらを加えると、1173(承安三)年から建仁元(1201)年までの年次が部分的に残るといえる。

明月記』『群言鈔』などには北院御室日次記の引載部分が伝わる。具注暦を用いており、自筆本は消息・宿紙をところどころに継いでいる。

刊本

  • 塙保己一 編『続群書類従 三一輯 下 雑部』続群書類従完成会。 

参考文献

  • 和田英松『皇室御撰之研究 〔本編〕』国書逸文研究会、1986年。 
  • 北院御室日次記”. 国書データベース. 2024年10月26日閲覧。





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