那須の煌【ナスノキラメキ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5588号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 那須の煌 よみ:ナスノキラメキ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 20日 | |
品種登録者の名称 | 大森鉄也 | |
品種登録者の住所 | 栃木県那須郡那須町大字高久乙285番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 横田一郎 鈴木洋 大森鉄也 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ささりんどうの中から発見されたものであり,花は黄白で八重咲きで茎上部及び下部の着色が多い組織培養で増殖をする切り花向きの晩生種である。 植物体の形状は直立性,草丈は 90~119cm である。茎の直径は 5.0~ 7.9mm,横断面の形は円形,節数は 15~19 ,茎上部及び下部の着色程度は多,上部の節間長は 4.0~5.9cm,中央部は6.0~8.9mmである。1節側枝の発生数は 9~12 ,2節以上側枝の発生数は 1~ 6,1節側枝の発生位置は上部~中部,2節以上側枝の発生位置は中部~下部である。葉身の形は披針形,長さは7.0~9.9cm,幅は 3.0~3.9cm ,最大葉の位置は中部,葉の着生角度は90~119゜,葉脈は3脈,葉表面の色は濃緑,着色程度は無である。花は茎頂部~下位節に群生,6~8段着生し,開花の順序は全体一斉,頂部の着花数は 9~12 ,茎当たりの総花数は 50~69である。一重,八重の別は八重,花冠の形は狭鐘形,長さは 4.0~ 4.9cm ,直径は 1.2~1.5cm ,花冠先端の直径は 4.0cm以上で外反転する。花冠裂片の形はⅠ型,長さは 14mm以上,幅は 8~ 9mm,裂片先端の形は鋭頭,花冠副裂片の形は三角形,長さは 3.5mm以上である。花冠内面上部及び中部の色は黄白(JHS カラーチャート2902),外面の色は淡黄緑(同3102),花冠の斑点は内面上部は中,内面中部及び外面は無,外面の縞模様の有無は無である。がくの裂片数は5,形は狭披針形,そろいは斉,がく筒の形は筒状,やくの退化は完全退化である。開花期は晩で,育成地(栃木県那須郡那須町)では10月上・中旬である。 「那須の白麗」と比較して,葉の着生角度が大きいこと,花が八重であること,花冠先端の直径が大きいこと,花冠裂片が長いこと,花冠裂片の形状がⅠ型であること,花冠副裂片が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(栃木県那須郡那須町)において,平成2年に栽培中の白花のささりんどう実生の中に白花で八重咲きの1個体を発見し,3年から組織培養により増殖を行い,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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