那須の踊り子【ナスノオドリコ】(草花類)
登録番号 | 第4158号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 那須の踊り子 よみ:ナスノオドリコ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 11月 24日 | |
品種登録者の名称 | 那須町農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 栃木県那須郡那須町大字寺子丙4番地20 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 人見角一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ささりんどうの淡色系統に「那須の乙女」を交配,選抜して育成されたものであり,花が鮮紫ピンク色で切花向きの極晩生種である。 植物体の形状は直立性,草丈は90~ 119㎝である。茎の直径は 5.0~ 7.9㎜,横断面の形は 4稜形,節数は20~29,茎上部及び下部の色は淡緑,上部及び下部の着色程度は多である。 1節側枝の発生数は 9~12, 2節以上側枝の発生数は 7~12, 1節側枝の発生位置は上部~中部である。葉の形は披針形,葉の長さは10~13㎝,幅は 3.0~ 3.9㎝,葉表面の色は緑,着色程度は少,光沢は無,低温期での紅葉はする。花は茎頂部~下位節に群生, 9~11段着生し,頂部から開花する。頂部の着花数は 9~12,茎当たりの総花数は30~49である。花冠の形は狭鐘形,花冠の裂片数は5,長さは5.0~ 5.9㎝,直径は 1.6~ 1.9㎝,花冠先端の直径は 3.0~ 3.9㎝で外反転する。花冠裂片の形はⅣ型,長さ及び幅は 8~ 9㎜,裂片先端の形は鋭頭,花冠副裂片の形は三角である。花冠内面上部及び外面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904),内面中部は淡紫ピンク(同8902),花冠の斑点は内面上部は少,内面中部は中,外面は無である。がくの裂片数は 5,がく片の形は狭披針形,そろいは斉,がく筒の形は筒状である。育成地(栃木県那須郡那須町)における開花は11月上旬の極晩生である。 「ハイジ」と比較して, 2節以上の側枝長が短いこと,葉長が長いこと,花冠の形状が狭鐘形であること,花冠内面中部の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者が栽培,維持していたささりんどうの淡色系統に「那須の乙女」を昭和57年に交配して選抜し,以後,特性の調査を行いながら固定を図り,平成 2年にその特性が固定したことを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「那須の花嫁」であった。 |
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