遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起とは? わかりやすく解説

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遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/10 13:07 UTC 版)

秋葉権現」の記事における「遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起」の解説

大登秋葉寺しゅうようじ)で作成された「遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起」(享保2年(1717)成立)では秋葉三尺坊大権現称し秋葉権現三尺坊であると説く観音菩薩本地仏とし、その姿は飯縄権現同じく白狐乗り剣と羂索持った烏天狗の姿で表され75眷属従える伝えられる縁起によれば三尺坊信州の産で母親観音篤く信仰していた。成長して出家する越後長岡蔵王権現十二坊篭って修行し三尺坊」の主となる。この時、不動三昧修行をし、その満座の暁、「烏形両翼にして左右に剣索を持ちたる霊相」が現れ飛行自在神通力を得、観音菩薩化身とされた。更に白狐現れたため、これに乗り止まったところを安住の地定め生利益を専らにせんと誓ったところ秋葉山止まった秋葉山へ来たのは大同4年809)のこととされ、のちに弘仁2年811)より諸国遊化して衆生利益しつつ霊山廻り永仁2年(1294)に帰山した。 修験道霊場としての秋葉山に伝わる山岳信仰と、信州出身修験者である三尺坊対す信仰本尊聖観音対す信仰複合的に合体し、それらの神仏習合の形を秋葉三尺坊大権現として仏教視点でまとめたものが「遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起」である。 歴史学者田村貞雄は各由緒比較検討した後、「秋葉事記」を批判し、「~三尺坊略縁起」を支持している。

※この「遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起」の解説は、「秋葉権現」の解説の一部です。
「遠州秋葉山本地聖観世音三尺坊略縁起」を含む「秋葉権現」の記事については、「秋葉権現」の概要を参照ください。

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