遠州灘、伊勢湾で水揚げされる天然トラフグの生態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 08:59 UTC 版)
「あのりふぐ」の記事における「遠州灘、伊勢湾で水揚げされる天然トラフグの生態」の解説
遠州灘、伊勢湾のトラフグは、稚魚放流とその捕獲状況などから、瀬戸内海などの他の水域のトラフグとは独立した系群であると推測されている。 この海域のトラフグは、紀伊半島から駿河湾沿岸、伊豆半島西岸を主な生息域として回遊している。産卵場所は、三重県の安乗沖や愛知県の渥美半島周辺水域で、主に荒い砂地を好んで産卵が行われる。産卵期は4月から5月ごろで、産卵が終えると雌魚はすぐに産卵場所から離れて回遊を始めるが、雄は比較的長く産卵場所の水域にとどまる。 孵化した稚魚は伊勢湾や三河湾の浅瀬で成長し、遠州灘方面へと回遊を始めると考えられているが、詳しい生態は不明である。
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