逆転KO勝ちとは? わかりやすく解説

逆転KO勝ち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 09:06 UTC 版)

沼田義明」の記事における「逆転KO勝ち」の解説

沼田ハイライト探すと、行き着くことになるのが1970年9月27日行われたラウル・ロハス米国)との2度目初防衛戦である。ギャングとして少年時代過ごしたというロハスは、西城正三WBA世界フェザー級王座明け渡した後は降り坂のボクサーだったが、豪快な強打健在で、2階制覇賭けて沼田挑んだ一戦でもあった。 試合ゴング打ち鳴らされた後、序盤からロハスペース握り、4回、沼田ロープ際でロハス強烈なボディブロー浴びて痛烈にダウン。何とか立ち上がって再戦応じたが、その後連打さらされ続けたかろうじてゴング逃げ込んだが、もはやKO時間の問題思われた。続く5回も、沼田ロープ際でロハス連打浴び続ける。しかし、ここから大逆転が始まる。一方的に打ち続けたロハス打ち疲れて連打止めると、その隙をついて沼田パンチ浴びせ始めた今度ロハス沼田コーナー釘付けにして滅多打ちにしたが、沼田倒れない。また打ち疲れてしまったロハスが手を止めると、沼田反撃転じ始めた打ち疲れたロハス反撃ができず、リング中央逆に沼田強烈な右アッパーアゴまともに受けて顔面から前のめりキャンバス崩れ落ちた一度は体を起こしたロハスだったが、そのまま後ろ倒れこみ10カウント聞いた日本ボクシング史に残る大逆転KO勝ちで防衛成功した沼田は後に「打たれながらロハスガードが空くのを見ていた」と語った当時フィルムからは、沼田ロープ釘付けにされながらも、クリーンヒット一度もらっておらず、冷静にロハス動きをじっと見ているのが確認できる危機的状況追い込まれながらも冷静さ失わないこの試合巧者ぶりは、まさしく精密機械」である。

※この「逆転KO勝ち」の解説は、「沼田義明」の解説の一部です。
「逆転KO勝ち」を含む「沼田義明」の記事については、「沼田義明」の概要を参照ください。

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