軽便鉄道時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 16:38 UTC 版)
国有化時には、蒸気機関車4両、客車7両、貨車14両が在籍したが、国有化の対象となったのは蒸気機関車2両、客車3両、貨車13両であった。 蒸気機関車A形(1, 2) - 1918年、大日本軌道鉄工部製造。車軸配置0-4-0(B)のタンク機関車。国有化後、ケ90形(ケ90, ケ91) B形(3) - 1909年、独オーレンシュタイン・ウント・コッペル製造。車軸配置0-4-0(B)のタンク機関車。1920年に石川鉄道3を譲り受けたもの。国有化の対象とはならなかった。 C形(4) - 1922年、米バルカン・アイアン・ワークス製造。車軸配置0-6-0(C)のタンク機関車。国有化の対象とはならなかった。 客車甲形(ハ2 → ハ1) - 1918年、開業時に用意された名古屋電車製作所製のボギー三等車。1919年にハ1に改番。国有化後は、ケホ(ケホハ)360形 で、1928年の改番ではケコハ360形となった。 甲形(ハニ1 → ハニ2) - 1918年、開業時に用意された名古屋電車製作所製造のボギー三等荷物車。1919年にハニ2に改番。国有化後はケホ(ケホハニ)830形、1928年の改番ではケコハニ830形となった。 甲形(ハニ3) - 1920年、御嵩延伸時に用意された加藤製作所製のボギー三等荷物車。国有化後はケホハニ840形、1928年の改番ではケコハニ840形となった。 甲形(ハ4) - 1920年に加藤製作所で製造されたハ1同等のボギー三等車。国有化の対象にはならなかった。 ハ5 - 1921年、石川鉄道4を譲受。詳細不明。国有化の対象にはならなかった。 ホハ6 - 1922年竣工認可。詳細不明。国有化の対象にはならなかった。 ホハニ7 - 1922年竣工認可。詳細不明。国有化の対象にはならなかった。 貨車乙形(ワ1, ワ2, ワ13, ワ14) - 1918年および1920年に各2両、計4両が製造された、4トン積み二軸有蓋貨車。国有化後は、ケワ1550形、1928年の改番ではケワ150形となり、旧魚沼鉄道の車両の続番とされた。 乙形(ト3 - ト12) - 1918年の開業時に用意された、4トン積み二軸無蓋貨車。魚沼鉄道から譲り受けたもので、元は青梅鉄道が製造したものである。国有化後はケト750形、1928年の改番ではケト200形、旧魚沼鉄道の車両の続番とされた。
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