車内・接客装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 05:02 UTC 版)
「阪急7300系電車」の記事における「車内・接客装備」の解説
車体前面のドアのガラス部分が9300系や8300系と同じ位置まで下方に延長され、運転席の前面展望が向上した。 乗降扉(客用扉)の窓ガラスはUVカット複層ガラスで、下方に拡大された。これは5000系リフレッシュ車と同様の扉である。1300系登場後も、ドア窓の大型化は継続している(1300系は、側窓の下辺に合わせて天地寸法が縮小されている)。 窓ガラスが全て緑がかったUVカットガラスに交換された。但し、7320Fのみ側窓は8000系同様、ドアに隣接するものはパワーウィンドウ化、それ以外は固定窓化された。 窓枠の交換 扉開閉予告灯とドアチャイムが設置され、よりバリアフリーが徹底されている。 妻部貫通扉は窓を下方に拡大したものに交換されている。 ドアエンジンが改良され、従来と比較して静粛なものとなった。 日除けが阪急伝統の鎧戸型からフリーストップ式カーテンに変更された。 情報伝達性を向上させるため、LCDがドア上部に2基千鳥配置で設置された。9000系列とは異なり、枠が黒色となっている。 2014年にリニューアルされた7303Fからは、車内のLCDが1300系に準じた32インチハーフサイズのフルハイビジョン対応の大型液晶ディスプレイに変更されている。 座席は9000系と同じ仕切り板付きのロングシートに変更され、車いすスペースが1・3・5・8両目に設けられた。袖仕切りは、5000系リフレッシュ車と同じく腰部分が板状になったものに変更された。なお、1300系で採用された大型の袖仕切りは採用されていない。 内装化粧板を全面張り替え。側面の化粧板は中濃度の木目調で8300系の化粧板や9000系と9300系の側面化粧板と同じものに張り替え、日焼け対策で妻面や乗降ドア部分の化粧板の色は、5000系リフレッシュ車や9000系、9300系と同じこげ茶色のものに変更された。床材は他の床材更新車と同じ石畳状の模様が入るものとなった。 荷棚は物を置きやすいようにパイプ式から9000系と同じ棒状のものに変更された。 冷房吹き出し口、スウィープファンは、車内放送スピーカーを内包したもので、9000系列と同様のものになった。蛍光灯カバーも従来の角張った形から丸みの帯びた形に交換された。 非常通話装置は貫通扉部分に設置された。非常ドアコックも従来のドア横の壁に取り付けられた箱式から一般的な座席下へ移動された(操作説明のシールは従来のアルナ工機製の時と異なり日立製の車両に準じたものとされている)。 車内の製造銘板が貼り替えられ、製造年の表記のない「アルナ工機」(7303F以降は「アルナ車両」)のみのものとなった。 2017年12月から2018年8月までにリニューアルされた7324F+7310FはVVVF化を含むリニューアルの他に7454、7310の中間車化と7990の電動車化などの改造を行われた。阪急での中間車化改造は2007年の5000系5002F以来で、ワンハンドル車では初の施工となる。7454は7954に、7310は7890に、7990は7840にそれぞれ改番された。5000系とは異なり、乗務員室撤去跡に座席は設置されていない。 2021年2月から10月にリニューアルされた7327F+7307Fは、VVVF化のほか、7457の中間車改造が施されたが、7307は中間車改造は行われず、運転台が残った。
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