資料について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/28 01:44 UTC 版)
巻頭に「行基菩薩撰」、また巻末に「天平17年(745年)辛酉4月1日」と書かれ、さらに「興福寺の仁宗が之を記し伝う」と書かれている。 正安二年(1300年)に成立した度会行忠の『古老口実伝(ころうくじつでん)』に、飛鳥記、大宗秘府、心御柱秘記、神皇実録と共に、「伊勢神宮秘記 数百巻 内 最極書」とされており、現在のところこれが本書の実在を確認できる最古の記述である。上記のことなどから、鎌倉時代後期に、真言宗系の僧侶によって書かれたとするのが通説となっている。 神道について、独自の解釈を行っており、後の神道五部書等に大きな影響を与えた。 本書の題名にある「宝山」とは、大阪府・奈良県境に南北に連なる、葛城連山(二上山、岩橋山、葛城山、金剛山等)で、古来、一言主神を奉祀する地域である。
※この「資料について」の解説は、「大和葛城宝山記」の解説の一部です。
「資料について」を含む「大和葛城宝山記」の記事については、「大和葛城宝山記」の概要を参照ください。
資料について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:13 UTC 版)
『マルコ福音書』を分析すると、もともと口述されたとうかがわせる部分がある。たとえば「すぐに」εὐθύς(euthus)という言葉が42回使われているが、これは他の福音書ではあまりみられず、ルカ伝7回、ヨハネ伝4回に過ぎない。「すぐに」という表現は、ギリシャ語に特有の過去のことを現在法で記述する「歴史的現在」という用法と関連があり、口語表現の顕著な特徴である。また、「再び」(パリン)という言葉も話をつなぐために多く使われていることや、「読者は理解せよ」という13章14節で突如あらわれる著者からの呼びかけなどから、もともと口述されたものを記録したと思わせる表現は多い。 現在の福音書研究者の間で主流となっている学説は「二資料仮説」といわれるものである。これは現在の『マタイ福音書』と『ルカ福音書』が共に『マルコ福音書』およびイエスの言葉資料「Q資料」をもとにして書かれたという説である。そこで起こるのは、では『マルコ福音書』は「Q資料」を参照しているのか?という問題である。もともと「Q資料」が想定されたのは、『マルコ福音書』になく『ルカ福音書』および『マタイ福音書』にはあるイエスのことばの資料をどう考えるのか?からである。マルコ福音書』は「Q資料」を参照した可能性は低いことになるが、研究者によっては『マルコ福音書』の中にも「Q資料」の影響を見ているものもあり、現在でも議論が続いている[要出典]。
※この「資料について」の解説は、「マルコによる福音書」の解説の一部です。
「資料について」を含む「マルコによる福音書」の記事については、「マルコによる福音書」の概要を参照ください。
- 資料についてのページへのリンク