資料と跡地のその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 09:00 UTC 版)
「林原自然科学博物館」の記事における「資料と跡地のその後」の解説
なお、標本は全てを岡山理科大学が受け継いだわけではなく、モンゴル産の標本はモンゴルへ返還された。モンゴルに返還されず岡山理科大学にも移管されなかった標本、その他資料は、以下のような国内の他の博物館に渡ることとなった。 神奈川県立生命の星・地球博物館 - 2013年12月に標本の寄贈を打診し、2014年1月から交渉を開始、7月に受け渡しが完了した。寄贈された標本は博物館外での教育普及活動「恐竜の玉手箱」に利用された。 瀬戸内市 - 2014年5月27日、学校や図書館での教育に役立てるよう古生物関連書籍155冊を寄贈。 高梁市成羽美術館 - 2015年1月にパキディスカスとディディモセラス(英語版) の実化石それぞれ1点を寄贈。4月1日から展示された。 倉敷市 - 2015年2月にシルル紀の無顎類、後期デボン紀の初期種子植物、三葉虫、白亜紀のアンモナイト、アーケオプテリクスのレプリカ、トリケラトプス、ティラノサウルス、ジュゴン、カバといった標本355点を寄贈。標本は倉敷市立自然史博物館に収蔵・展示された。 福井県立恐竜博物館 - 2015年10月にアロサウルスの実骨全身骨格をはじめ林原から34点の標本を2億7000万円で購入。そのうち前述のヘスペロサウルスやエドモントニアなど20点の標本が第1弾として11月14日から2016年5月8日まで特別展示室で展示された。アロサウルスの骨格も第1弾として特別展示された後、雪の影響で遅れたものの2018年2月に既存のレプリカと置き換えられる形で常設展示に移された。 林原自然科学博物館を含む林原の施設の土地の売却についてはオークションが行われ、提示額と計画内容からイオンモールが最有力となり、2014年12月5日にイオンモール岡山が開店した。
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