エドモントニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/31 12:53 UTC 版)
エドモントニア | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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エドモントニア(想像図)
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地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中生代後期白亜紀 (約7,650万 ~ 6,900万年前) |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Edmontonia Sternberg, 1928 |
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タイプ種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
E. longiceps Sternberg[1], 1928 |
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種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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エドモントニア(学名:Edmontonia)は、中生代後期白亜紀の北アメリカ大陸に生息していた植物食恐竜の属である[2]。曲竜類のノドサウルス科に属し、タイプ種のE. longicepsのほか、E. rugosidensが知られる[2]。属名はタイプ種の化石がエドモントン層から産出したことに由来する[2]。全長6メートル、体重3トンと推定されている[3]。
特徴と種
四足歩行性であり、頸部が短く、肩に2対の大きなスパイクが存在する[3]。エドモントニアは以下の2種が知られる。
- エドモントニア・ロンギケプス
- 学名 - E. longiceps
- 年代 - 後期白亜紀マーストリヒチアン期前期
- カナダの下部ホースシューキャニオン層(旧エドモントン層)から化石が産出している[3]。肩のスパイクが相対的に小型であり、また側方に突出する[3]。種小名は頭部が細長いことを反映する[2]。
- エドモントニア・ルゴシデンス
- 学名 - E. rugosidens
- 年代 - 後期白亜紀カンパニアン期中期~後期、あるいはその一方
- アメリカ合衆国のツーメディスン層から化石が産出しているほか、ジュディスリバー層やダイナソーパーク層からも産出している可能性がある[3]。肩のスパイクが大型であり、前方に突出する[3]。
ヘルクリーク層やランス層から産出したエドモントニア・シュレスマニ(E. schlessmani)は、デンバーサウルスとする見解がある[3]。
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上半身の骨格。
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装甲
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模型。ロイヤル・ティレル古生物学博物館蔵。
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人間との大きさ比較。
参考文献
- ^ Charles Hazelius Sternberg (1850–1943, 化石蒐集家) or Charles Mortram Sternberg (1885–1981, 化石蒐集家)
- ^ a b c d 松田眞由美『語源が分かる 恐竜学名辞典』小林快次、藤原慎一 監修、北隆館、2017年1月20日、247頁。ISBN 978-4-8326-0734-7。
- ^ a b c d e f g グレゴリー・ポール 著、東洋一、今井拓哉、河部壮一郎、柴田正輝、関谷透、服部創紀 訳『グレゴリー・ポール恐竜事典 原著第2版』共立出版、2020年8月30日、273-275頁。 ISBN 978-4-320-04738-9。
関連項目
エドモントニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/29 07:18 UTC 版)
「恐竜たちの大移動 〜スカーとパッチの物語〜」の記事における「エドモントニア」の解説
鎧竜の一種。動きにくい体をしているため、南への大移動は行わない。枯れ木やその中にいる甲虫の幼虫を食べる。
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固有名詞の分類
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