倉敷市立自然史博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 21:11 UTC 版)
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施設情報 | |
正式名称 | 倉敷市立自然史博物館 |
管理運営 | 倉敷市 |
開館 | 1983年11月 |
所在地 |
〒701-0046 岡山県倉敷市中央2-6-1 |
位置 | 北緯34度35分43.8秒 東経133度46分7秒 / 北緯34.595500度 東経133.76861度座標: 北緯34度35分43.8秒 東経133度46分7秒 / 北緯34.595500度 東経133.76861度 |
プロジェクト:GLAM |
倉敷市立自然史博物館(くらしきしりつしぜんしはくぶつかん)は、岡山県倉敷市にある博物館。倉敷市立図書館や倉敷市立美術館の近隣に位置する。1983年11月3日に開館した。3階建てで4つの常設展示室と1つの特別展示室が存在し、岡山県の動植物や世界の昆虫・化石・隕石といった展示品がある。自然史に関する資料の管理・展示と教養文化の向上を目的とし、自治体からの要請で研究を行うこともある。[1]
沿革
倉敷市庁舎の移設にともない、1977年から旧倉敷市庁舎跡地の利用について多数の意見が寄せられた。1980年に文化施設として利用される方針が発表され、自然史博物館として利用されることが正式に決定したのは1982年3月2日である。翌年11月3日に開館を迎え、その後も増築や記念事業を迎えつつ今日に至る[1]。
収蔵資料
2017年3月31日時点で地学分野は約8364点、植物分野は約28万4974点、昆虫分野は約48万7859点、動物分野が約7万5064点の一次資料が収蔵されている。二次資料としては図書が1万1902点、逐次刊行物が3万4818点登録されている[2]。
展示物
地球規模のものから、岡山県や倉敷市の自然史に関連する展示物が見られる[3]。
- 1階
- エントランスホール
- 第1展示室 岡山県のなりたち
- 第2展示室 岡山県のいきもの
- 第3展示室 昆虫の世界
- 世界中の昆虫の標本が展示されている。
- 3階
- 第4展示室 植物の世界
- 植物そのものの解説や、岡山県や倉敷市に分布する植物の解説がなされる。市民の生活との結びつきにも焦点が当たっている。
- 特別展示室
- 企画展の際に用いられる。
対外関係
自然観察会、博物館講座、自然の標本なんでも相談会、動物研究会、むしむし探検隊、博物館まつりなど様々な行事が企画されており、活動内容によっては県内の他の市町村へ外出してイベントを行うこともある。博物館実習では岡山大学や岡山理科大学といった県内の大学の学生を、中学校の職場体験では主に倉敷市内の中学校の生徒を受け入れている。また、学校教育機関に対しては化石セットや昆虫標本の貸し出しも用意されている[4]。2005年にはむしむし探検隊の活動中に当時高校2年生の参加者が岡山県真庭市でハムシ科の新種の昆虫ミヤマアザミカミナリハムシを発見し、2020年に学術論文が発表された[5]。
出典
- ^ a b “倉敷市立自然史博物館について”. 倉敷市立自然史博物館. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “収蔵資料紹介”. 倉敷市立自然史博物館. 2019年3月28日閲覧。
- ^ “展示案内”. 倉敷市立自然史博物館. 2019年3月28日閲覧。
- ^ 倉敷市立自然史博物館報(平成30年度). 倉敷市立自然史博物館. (2019-07-01). pp. 14-15. ISSN 0913-1558
- ^ “新種判明…きっかけは観察会 倉敷・自然史博物館の昆虫2種”. 山陽新聞. (2020年5月29日) 2020年6月15日閲覧。
外部リンク
- 倉敷市立自然史博物館ホームページ
- パオちゃん(倉敷市立自然史博物館) (@kura_n_h_museum) - Twitter
- 倉敷市立自然史博物館 - インターネットミュージアム
- 倉敷市立自然史博物館のページへのリンク