示相化石
示準化石
示相化石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 13:46 UTC 版)
示相化石(しそうかせき、facies fossil)とは、その化石が含まれる地層の堆積環境を明確に示す化石のことである[1]。
- ^ 長谷川四郎、中島隆、岡田誠『フィールドジオロジー2 層序と年代』共立出版、2006年1月25日、19頁。ISBN 978-4-320-04682-5。
- ^ a b c 在田一則、竹下徹、見延庄士郎、渡部重十『地球惑星科学入門 第2版』北海道大学出版会、2015年3月10日、131-132,187頁。ISBN 978-4-8329-8219-2。
- ^ a b 『ニューステージ 新地学図表』浜島書店、2013年11月5日、142-143頁。ISBN 978-4-8343-4015-0。
- ^ “示準化石と示相化石”. 国立科学博物館. 2021年6月23日閲覧。
- ^ “示相化石について”. 倉敷市立自然史博物館. 2021年6月23日閲覧。
- 1 示相化石とは
- 2 示相化石の概要
示相化石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 00:08 UTC 版)
詳細は「示相化石」を参照 特定の環境(気候、水深、水温、地形など)に限って棲息していた特定の種の化石は示相化石と呼ばれ、地層が堆積した古環境の検討や特定に用いられる。示相化石は、サンゴ(暖かく澄んだ浅い海)やシジミ(川の河口付近)などがわかりやすい例であるが、実際にはすべての化石が多かれ少なかれ示相化石としての意味をもつものであり、とくに植物化石は、古気候などを知る重要な資料となっている。こんにち、第四紀における気候の変遷はそれぞれの種の植物化石の消長によって詳細にたどられている。
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