誕生から雨森始との出会いまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 03:50 UTC 版)
「雪野弥生」の記事における「誕生から雨森始との出会いまで」の解説
惑星ラーメタルにある、「まゆ」と呼ばれる装置に寝かされている同じ姿をした女性のうちの一体にしてセレンの姉として誕生する。なお、後述の新女王も含め「まゆ」から誕生する女王達は全て弥生に併せたクローン体のように描かれている。1000年前(作者の松本によればかぐや姫の時代)、まだ赤子の頃に1000年女王としてラーメタルから地球に派遣される。 地球に派遣されてからはこの老夫婦により雪野弥生として育てられ、ラーメンの出前などを行う看板娘として店を手伝う一方、地下大空洞のラーメタル人による地下組織の頭目として活動していた。そして1999年、雨森教授が所長が勤める筑波天文台でその秘書も勤めることとなる。ラーメタル星に地球人を運ぶための宇宙船の部品を所長の兄弟である雨森元に発注していたが、彼とその妻はその部品を製造中に事故を起こし死亡。それに巻き込まれた中学生の息子・雨森始と搬送先の病院で出会い、やがて自分の正体を明かし彼と行動を共にしていくこととなる。 TV版 クローン人間であるセレンが姉であり、聖女王の二女として生を受ける。また、始に正体を明かした際に自分のことを「1000年の間だけ地球にいることを許された女」と語っているが、1000年前から地球にいたとは言っていない。雪野夫妻はラーメタルに住んでいた地球人(の子孫)であり、記憶操作によりプロメシュームを実の娘・弥生であるという仮の記憶を植えつけられた上で幼少時の彼女と共に地球に派遣されたとされている(34話)。 始は彼女のことを三食ラーメン堂の看板娘として知っており、弥生は爆発事故の前に自分の飼い猫(レイジ)が1000年盗賊の一員に襲われているところを始に助けてもらったことがきっかけで面識を持つ。彼女は多数の地球人をラーメタルへ運ぶ宇宙船を設計するために必要な科学者を自分の部下に命じて誘拐させ、建造に当たらせていた。だが、始が父から自分の発注した宇宙船の動力炉の設計図を渡されていることを知っていながら奪い取ろうとせず、そのために動力炉の建造に遅れが生じた結果、部下の夜森大介(ラーメタル名:ラー・エルス・ミリュー)は不信感を強めていく。 映画版 夜森と共に天文台に勤務していた。掛け持ちで教師をしており、始は彼女の教え子だった。また、三食ラーメン堂の老夫婦により育てられたという設定がなくなり住まいが高級マンションに変更されている。
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