試航船「桑栄丸」の誕生とは? わかりやすく解説

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試航船「桑栄丸」の誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 05:47 UTC 版)

桑栄丸」の記事における「試航船「桑栄丸」の誕生」の解説

桑栄丸」は戦時標準船建造計画に基づく2TM型油槽船として日東商船株式会社船主とし、1944年昭和19年10月11日浦賀船渠起工され、同年12月10日進水1945年昭和20年1月10日竣工した本船竣工後、どのような任務従事した明らかでないが、終戦時因島に在泊していた。第二次大戦直後日本の主要港湾、航路には無数の機雷敷設されており、米海軍から掃海作業実施するための試航船隊掃海海面確認航海実施する船舶)を編成するように指示があった。「東亜丸」、「栄昌丸」、「若草丸」および「桑栄丸」の4隻が選定された。試航船は危険な任務従事するため、モルモット船(Guinea Pig Ship)と呼称された。これらの船舶試航船として必要な改装実施され触雷時に乗員保護するための緩衝材取り付け機関遠隔操作化、浮力としての木材積載、舷外電路の装備等が行われ、桑栄丸工事1946年昭和21年1月末に完了したまた、バラストとして海水3000tが搭載された。桑栄丸第二復員省呉地方復員局所属となり、広島湾米海軍指導の下に試航訓練実施し昭和21年2月中旬から本格的試航開始した昭和21年9月5日若草丸が機雷処分した際、船体及び機関に相当の被害受けた。そのため各試航船は浮力タンク増設小型排水ポンプ搭載など安全対策工事実施したその後掃海業務進捗により掃海部隊逐次規模縮小していった。試航船も東亜丸若草丸が試航任務解除され船舶運営会返却された。

※この「試航船「桑栄丸」の誕生」の解説は、「桑栄丸」の解説の一部です。
「試航船「桑栄丸」の誕生」を含む「桑栄丸」の記事については、「桑栄丸」の概要を参照ください。

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