訓練と評価とは? わかりやすく解説

訓練と評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/22 16:14 UTC 版)

一号機雷」の記事における「訓練と評価」の解説

大正11年1922年)に提出され書類では一号機雷敷設、および実効性についての評価記載されている。 第3戦隊木曾大井球磨多摩8月17日天龍第二十六駆逐隊)および第十五駆逐隊・薄)が9月18日一号機雷敷設訓練実施した一号機雷構造は非常に簡単であり、第1回訓練では機雷1個の装備に2時間程度要した第2回訓練では1時間から30程度短縮されるなど、単に数回訓練習熟可能だった投下作業容易だった木曾軽巡洋艦球磨型軽巡洋艦)を使用し、13.5ノットまた24ノットで8個連繋敷設線に侵入ケーブル全て艦底滑走した低速ではビルジキールわずかにかかったものの、推進器翼にかかることはなかった。またケーブルがすぐに外れるため、機雷舷側にまで充分接近することはなかった。敷設線は一字状からV字状へと変化するが、ケーブル2、3秒で外れるために舷側まで機雷到達しなかった。 所見では「一号機雷木曾軽巡洋艦に対して機雷近接して拘束されたる場合の外その効果甚だ疑わしきものありと認む」と評価されている。 風潮比較大き場合敷設線は30分後に15%、1時間後に20%縮小した。また敷設線と風潮力が交角する場合S字型などに湾曲した湾曲風力より潮力大きく依存する。波が鋸歯状になるほど波浪大き場合潮力がなくても縮小大きい。敷設各部潮力均一に受ける場合には短縮屈曲小さいが、そうでない場合には大きかった風潮対す敷設線の偏流量はほぼ考慮するほどのものではなかった。敷設に際して煙幕利用効果あるものとされた。一号機雷機雷原視認が困難で、300m程度なければ視認はできなかった。気球等によっても500m上で視認は困難である。 一号機雷敷設方法改善案として、以下が実施の上提案されている。 人字状に航跡描き、敵の進行方向上に敷設線を構築する逐次敷設では、まず2隊からなる敷設部隊用意し、敵正面から縦隊進入する。1隊が人字の右方向へ、もう1部隊は左方向分かれる。各艦は航路上に機雷敷設、敵正面の直角方向へと転舵して敷設完了する最終的に、ハの字の頂部閉じられ機雷原ができる。 一斉敷設では、まず2隊からなる敷設部隊用意し、敵の予想進路上に進入する。1隊が人字の右方向へ、もう1部隊は左方向分かれるこの後各艦が敵正面の直角方向へと転舵しつつ、同時に機雷敷設していく。最終的に、敵の進行方向に対して平の敷設線を持つハの字状の機雷原作られる

※この「訓練と評価」の解説は、「一号機雷」の解説の一部です。
「訓練と評価」を含む「一号機雷」の記事については、「一号機雷」の概要を参照ください。

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