訓練および活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:48 UTC 版)
訓練は次のように分類される。 基礎訓練 各種訓練射撃訓練(MPi-K、RPK、SMG、RPG-7、PRG18、マカロフ拳銃、BTR-40、BTR-152、PSH、82mm迫撃砲、AGS-17など) 教育訓練 服務規則 軍事活動訓練(戦闘任務における展開、擬装、待ち伏せ、陣形、局地あるいは市街地戦など) 警察活動訓練(警察任務における展開、ヘルメットや警棒、盾、手錠など装備の使用法、容疑者逮捕手順、自己防衛の措置など) 体力試験(10km走など) 学科及び銃器・砲取り扱いに関する試験 戦術演習 勤務の一環としてのトレーニング 内務省兵舎部隊自動車教習所における自動車免許の取得 第17および第18、第19人民警察機動隊の第1中隊における警察法研修。地方警察署への研修配備。 後にこれらの訓練はいくらか削減された。また冬季には褐炭の露天掘り鉱山にて工業用褐炭の採掘を行い、夏季にはロストック港の作業に参加するなど、訓練の一環として様々な国策事業に労働力を提供した。 彼らはしばしば2度の訓練召集を受けた。これは主に、政府当局が政治教育を重視していた事による。この為、人民警察機動隊の隊員は基本的な軍事訓練に関する最低限の知識を持ち合わせていた。 在独ソ連軍将兵に対する捜査も人民警察機動隊が対応した。特に偵察隊員や空挺部隊の隊員が行方不明になるケースでは、単なる脱走兵だけではなく、時には死亡ないし傷害などの事件に関与していることが多かったという。在独ソ連軍に対する犯罪・事件に関しても他の事件と同様の優先度で行われ、何らかの特権などはほとんど認められていなかった。テレックス通信の検閲官も人民警察機動隊の現役将校が担当し、ソ連軍の動きは完全に掌握されていた。人民警察機動隊にとって、在独ソ連軍戦力の存在は西ベルリンの動向と並んで懸念事項とされていたのである。1970年代後半までこうしたソ連軍に対する取締りを担っていたが、その後はソ連軍による取締りが行われた。
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