計装
計装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 02:44 UTC 版)
DPIは、レーザー光を2つの導波路に集束させる。これらのうち、1つは露出面を持つセンシング導波路として機能し、もう1つは参照光束を維持するように機能する。2つの導波路を通過した光を合成することで、遠方界に2次元干渉パターンが形成される。DPI技術は、レーザーの偏光を回転させて、導波路の2つの偏光モードを交互に励起するものである。両方の偏光の干渉パターン(インターフェログラム)を測定することで、屈折率(RI)と吸着層の厚さの両方を算出することができる。偏光を高速で切り替えることができるので、流動系中でチップ表面で起こる化学反応をリアルタイムで測定できる。これらの測定値は、分子サイズ(層の厚さから)と折りたたみ密度(RIから)の変化に応じて、発生する分子相互作用に関するコンフォメーション情報を推測するために用いられる。DPIは通常、反応速度、親和性、熱力学の測定と同時に、あらゆるコンフォメーション変化を定量化することにより、生化学的な相互作用の特性を明らかにするために使用される[要出典]。 この手法は、0.01 nmの寸法分解能で定量的かつリアルタイム(10 Hz)である。
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計装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 05:12 UTC 版)
「ハイコンテントスクリーニング」の記事における「計装」の解説
ハイコンテントスクリーニングの技術は、主に自動化されたデジタル顕微鏡とフローサイトメトリーに基づいており、データの分析と保存のためのITシステムを組み合わせたものである。「ハイコンテント」または視覚生物学(英語: visual biology)技術は 2つの目的があり、第1にイベントに関する空間的または時間的に分解された情報を取得することと、第2にイベントを自動的に定量化することである。空間的分解機器は通常、自動化された顕微鏡であり、時間的分解機器はほとんどの場合、何らかの形の蛍光測定を必要とする。つまり、多くのHCS機器が何らかの形の画像解析パッケージに接続された蛍光顕微鏡であることを意味する。これらは、細胞の蛍光画像を撮るすべてのステップを処理し、迅速で自動化された実験と偏りのない評価を提供する。 今日市場に出回っているHCS機器は、機器の多様性と全体的なコストに大きな影響を与える一連の仕様に基づいて分けることができる。これらには、速度、温度とCO2制御を含むライブセルチャンバー (長期間のライブセルイメージング用に湿度制御もある) 、高速キネティックアッセイ用の内蔵ピペッターまたはインジェクター、および共焦点、明視野、位相差やFRETなどの追加のイメージングモードが含まれる。最も核心を突いた違いの一つは、機器が光学的共焦点(英語版)であるかどうかである。共焦点顕微鏡法は、試料を介して薄いスライスをイメージング/解像し、このスライスの外側から来る焦点外の光を排除するものとして要約される。共焦点イメージングは、より一般的に適用される落射型蛍光顕微鏡よりも高いS/N画像信号と高い解像度を可能にする。機器の共焦点性に応じて、レーザー走査、ピンホールやスリットを備えたシングルスピニングディスク、デュアルスピニングディスク、または仮想スリットを介して達成される。これらのさまざまな共焦点技術の間には、感度、解像度、速度、光毒性、光脱色、機器の複雑さ、価格などのトレードオフがある。 すべての機器に共通しているのは、画像を自動的に撮影、保存、解釈し、大規模なロボットセル/培地処理プラットフォームに統合する能力である。
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