観光客の増加に伴う経営の改善と攻めの経営への転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:31 UTC 版)
「京都市営バス」の記事における「観光客の増加に伴う経営の改善と攻めの経営への転換」の解説
各種の改善により経営健全化計画は2012年度の決算で完了する。この頃から京都観光の訪日外国人が増加を続けて、長く赤字路線だった南5系統が、伏見稲荷大社を訪れる外国人により黒字転換するなど、経営環境の改善が続いた。 2014年3月22日のダイヤ改正では、35年ぶり24台の増車や他の大都市で見られる(運賃倍額の)本格的な深夜バスの設定、方向幕の新デザイン化に伴う方向幕の全面的な取替え(LED車も表示方法を一部変更)、更なる夜間ダイヤと駅接続の強化、ラインカラー導入などが行われた。その後も1年ごとに増発を伴うダイヤ改正が続いている。ただし、バス運転手の人手不足と、2018年から他社委託が減少したことによる経費の増大により、2019年3月改正は、久しぶりの増発を伴わない改正となった。 均一運賃区間の拡大も同時期に行われた。他の交通事業者に影響するため徐々に進められ、京都バス・西日本ジェイアールバスでは、運賃制度のシームレス化が図られた。 一方で観光客の増加に伴って混雑が激化し、その対策として100号系統で「前乗り後ろ降り」方式が導入され、今後すべての均一運賃系統に適用を拡大予定と2019年11月に報じられた。前記の通り、1972年に「後ろ乗り前降り」に転換した経緯があるため、約半世紀ぶりの再転換となる。
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