観光への活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 20:09 UTC 版)
宇治茶は観光地宇治を代表する土産物として著名である。宇治市中心部の宇治橋通りや平等院通りには茶店が軒を連ね、観光客が茶を飲んだり購入したりする光景がよく見られる。 茶畑の景観や茶問屋など茶産地であること自体を観光資源として生かす動きが活発である。京都府が、京都市の中心街と周辺以外へも観光客誘致を図る「もう一つの京都」プロジェクトにも、京都府南部が「お茶の京都」として加えられ、2017年には官民連携の観光地域づくり法人(DMO)として「お茶の京都DMO」(一般社団法人・京都山城地域振興社)が発足。2017年度にイベントを組み合わせた「お茶の京都博」を実施した。 南山城村は、2017年4月に開設した道の駅の名称を「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」とした。 製茶会社も茶製品を販売するだけでなく、上林春松本店が「宇治・上林記念館」(宇治市)を、福寿園が「福寿園CHA遊学パーク」や「福寿園茶問屋ストリート」を開設している。 宇治茶を含む日本茶は、日本国外在住者にも人気が高まっており、茶産地を訪れる訪日インバウンド観光客も増えている。星野リゾートは2018年1月30日、インバウンド観光客の呼び込みを視野に、京都府及び和束町と宿泊施設の進出協定を結んだ。 この他、宇治田原町内では、宇治茶の歴史上重要な人物である永谷宗円の生家が土曜日と日曜日に公開されている。
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