棚田オーナー制
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千枚田の復元により観光への活用が図られ一定の成果が得られたが、棚田の保全には、多額の経費が必要である。「日本の原風景を守る活動に賛同し、都市住民との交流を深める事により、一緒に千枚田を守っていこう」という趣旨のもと、1996年(平成8年)度からオーナー制度を実施。現在は財団法人紀和町ふるさと公社が運営し、千枚田保存会が管理している4.2haのうち、約1.6haをオーナー田として活用し、毎年全国から100組を超える申込があり、農業体験を通じて農村と都市住民との交流が図られている。 オーナーの条件 - 丸山千枚田を愛し保全活動に理解があり、地域住民をはじめとした地域の人々とのふれあいを大切にできる者。 オーナーの特典 体験できる農作業やイベント - 畦塗り体験・田植えの集い・虫おくり(伝統行事)草刈作業・案山子づくり教室・稲刈りの集い・畦そり体験。作業に参加できなくとも、保存会が管理するので、オーナーになることができる。 千枚田の新米10kgと地域の特産品 - 11月初旬頃届けられる 宿泊施設や温泉入浴の料金割引 機関誌「めはり」の配布(年3回) ふるさと公社特産品購入の際の割引 年会費:30,000円(丸山千枚田の景観維持と保全にあてられる。) 募集期間:2月中旬-3月31日に翌年度のオーナー募集を行っている。オーナー登録期間は、4月1日から翌年3月31日までの1年間。
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