棚田の現状と将来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:02 UTC 版)
棚田はかつて平野が少ない山間部や海岸部の食料自給に貢献し、現代でも景観や生物多様性の保持に大きな役割を担っている。だが米が余剰になるにつれ、耕作効率の悪さから作付けが放棄される例が増えている。農水省は2005年で棚田の面積調査を中断したが、早稲田大学名誉教授(地質学)である中島峰広の推計によると、全国にある水田の約1割にあたる15万haが棚田で、この30年間で約3分の1が消えた。上記の「棚田の高付加価値化」や、後述の「日本の代表的な棚田」で解説されているように、棚田栽培米のブランド化やオーナー制導入、機械化などにより棚田の保全する取り組みが各地で模索されている。
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