規定1(富裕者子息に対する、私的な有償の「教育術」)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 04:54 UTC 版)
「ソピステス」の記事における「規定1(富裕者子息に対する、私的な有償の「教育術」)」の解説
続いて客人は、「ソフィストの技術」の特定・規定に取り掛かり、「ソフィストの技術」も「魚釣師の技術」と同じく「狩猟の技術」の一種だとして、先の「魚釣師の技術」の議論における分類を途中から分岐させ、以下のように「金持ち・名家の青年たちを私的に教育し、報酬を受け取る技術」が、「ソフィストの技術」であると特定・規定する。 「作る技術」 - 農業、飼育、道具作成、模倣(再現) 「獲得の技術」 - 学習、金儲け、競争、狩猟「交換の技術」 - 贈物、賃銭、購買 「捕獲の技術」 - 力ずく「闘い取る」 - 相手に気づかれたまま 「狩猟する」 - 相手に気づかれないように「無生物の狩猟」 「生物の狩猟」「水棲動物の狩猟」 「陸上動物の狩猟」「野生の荒々しい動物の狩猟」 「馴れて大人しい動物(人間)の狩猟」「力ずくによる狩猟」 - 盗み、人さらい、独裁支配、戦争 「言いくるめ(説得)による狩猟」 - 個人的付き合い、公衆演説、法廷弁論「公的な狩猟」 「私的な狩猟」 「贈物を与える狩猟」 - 恋の技術 「報酬を受取る狩猟」「相手を楽しませる」 - へつらい(迎合)の技術 「徳を授ける」 - 教育
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