要介護探偵の冒険
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 00:24 UTC 版)
「さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿」の記事における「要介護探偵の冒険」の解説
玄太郎は店子の「ハルミ建設」社長の春見から、事務所の建築士・烏森が建設中の建物の中で、内側から鍵がかかった状態で死んでいるという連絡を受ける。周辺の六筆三百五十坪の土地の持ち主でもある玄太郎は、土地の値下がりの懸念を理由に現場へ向かう。若手刑事に現状を尋ねるも教えてもらえず、怒った玄太郎は津島署署長の佐野に電話をして部下の副島を寄越させ、詳細を聞く。烏森の死体は犬を散歩中の老人が窓の外から発見したらしい。警察は8000万円の保険金受取人になっている妻の仁美を重要参考人として任意同行するが、密室のからくりは謎のまま。玄太郎は自ら烏森の自宅マンションに赴き、そして事件の真相に気づく。 春見 善三(はるみ ぜんぞう) 「ハルミ建設」社長。七宝町に事務所をもつ。大工の腕は棟梁並み。 烏森 健司(かすもり けんじ) 「ハルミ建設」建築士。デザインは独創的で新進気鋭と持て囃されてきたが、依頼主の注文通りに作らずトラブルになることも多かった。自身が設計し、「ハルミ建設」が施行した最初の物件・広小路通の一筋裏に位置する栄の2LDKのマンションで妻と娘・奈菜(なな)と3人暮らし。 自身が建設中の建物内で死んでいるのが発見される。 烏森 仁美(かすもり ひとみ) 健司の妻。働いていないが、お金を高級ブランド品につぎこみ、実は破産寸前。実家は大阪。柏木(かしわぎ)という税理士の愛人がいる。 副島(そえじま) 津島署捜査一課課長で今回の事件現場の指揮官。警察官というより腰巾着の役員秘書といった感じ。強大な権力に弱く、上司である佐野の命令で玄太郎に事件の詳細を報告する。 海部(かいふ) 烏森の死体検案書を作成した大学教授。物腰が柔らかく、第一印象は流行りの町医者という感じ。
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