製作・作風とは? わかりやすく解説

製作・作風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:11 UTC 版)

グロイザーX」の記事における「製作・作風」の解説

原作は『冒険王』(秋田書店)で、コミカライズ版の『マジンガーZ』を手がけた桜多吾作オープニングで『マジンガーZ』原作者である永井豪監修としてクレジットされている。 内容全体的にハードなストーリー展開されガイラー帝国侵略部隊尖兵となった、かつての親友と戦わねばならなくなったヒロイン・リタの悲哀や、主人公の仲間やその関わり深い人々戦いの中で命を落とすなど、悲惨なエピソード描かれた。敵勢力のガイラー帝国元来異星宇宙調査団だったが、タカ派勢力クーデターにより侵略部隊化したものであり、ガイラー星人ヤン博士リタ親子代表される平和主義者や、帝国隊長にも意に反して、ゲルドン帝王の下で地球侵略のため戦うことを強要されている者が存在するなど、従来単純な悪の権化としての敵組織とは一線を画す描写なされている。 終盤地球人ガイラー星人平和主義者たちが、ガイラー帝国立ち向かう連続したストーリー展開された。最終回では戦い終わった後の後日談多く時間割かれており、地球ガイラー星の未来への希望と、母星帰還するリタと譲の別れ描かれ物語締めくくられた。 戦闘シーンにおいては人型変形することはできるが、飛行形態基本という主人公機同じく飛行形態基本敵ロボット人型変形して格闘戦はあまりなく、大半空中戦決着がつく戦闘シーンなど、他の永井作品には例のない変則的な要素盛り込まれた。 1980年代までは『全怪獣怪人大百科』(ケイブンシャ)に掲載される程度だったが、1990年代になり、各メディアで取り上げられ、その重厚な内容知られるようになったナック社長西野聖市によれば永井豪当時『マジンガーZ』めぐって東映相手裁判始め東映が「一切永井豪作品やらない」という姿勢見せたため、ナック持ちこまれた企画だったという。一方双葉社刊永井豪TVアニメ大全によれば発端ナックの独自企画だったものに、ナック側が企画の総纏めダイナミック側に持ち掛けたものとされており、その裏付けとして菊地忠昭の証言や、ダイナミックプロの名が企画書登場したのが第2稿以後である点が示されている。 前述通り東映とのトラブルきっかけとした作品であることに加えマジンガーシリーズゲッターロボシリーズなどの永井豪作品とは完全に独立したストーリーであるためにメディアへの露出少なく、現在まで、リメイクスーパーロボット大戦シリーズなどへの登場例はない。例外的に2000年ダイナミック企画創立25周年記念として制作された『ダイナミック スーパーロボット総進撃』にゲスト出演している。

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