袁一門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 21:54 UTC 版)
袁紹本初(えんしょう ほんしょ) 声 - 沢木郁也 初登場は第五話「十常侍の陰謀」。長身痩躯の男。名門の出身で、宮廷で宦官皆殺しをした後、董卓を恐れて洛陽を脱出。曹操が董卓討伐の兵を挙げたとき、討伐軍の総大将となる。連合軍解散後は文醜(声 - 青森伸)の計略で韓馥から冀州を乗っ取り、やがて公孫瓚を倒して北方を制圧した。しかし、官渡の戦いで曹操に敗れ、その後病没した。 原作で省略された官渡での采配が演義に基づいて描かれており、配下の当を得た献策を尽く無視する等、猜疑心の強い人物となっている。 袁術公路(えんじゅつ こうろ) 声 - 徳丸完 初登場は第十九話「幻の和睦」。袁紹の弟。野望家で、孫策から譲り受けた玉璽を使い皇帝を名乗る。 人望を失い、兄を頼って冀州を目指す途中、劉備軍に完膚なきまで叩かれる。 アニメでは、その後の消息は不明である。 紀霊(きれい) 声 - 菅原淳一 初登場は第十九話「幻の和睦」。袁術の武将。「怨将軍」の異名を持っている。劉備を討てとの命令をうけて、大軍を率いて沛城を攻めようとした。しかし、そのとき呂布が間に入り、もし自分の矢が戟に的中したら兵を引けという。矢は見事に戟にあたり、紀霊はやむなく兵を引いた。 原作では張飛に討たれて死亡するが、アニメ版では消息不明である。 許攸(きょゆう) 声 - 相沢まさき 原作未登場。官渡の戦いで袁紹に優れた献策を行うが、全て却下された上に甥の横領にかこつけて裏切り者と断定され、やむなく曹操軍へ亡命する。これで袁紹軍の内情は曹操に筒抜けとなり、戦の大勢を決した。その後の増長は描かれなかった。
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