融着とは? わかりやすく解説

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融着

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 04:25 UTC 版)

光ケーブル」の記事における「融着」の解説

en:Fusion splicing」も参照 ガラス製の光ファイバは、原料性質上ファイバの先端部を一定の温度以上に熱することで融解するため、接続させたい光ファイバ先端同士熱して融解状態になったところを接着することで接続することが可能である。このような接続方法を「融着(ゆうちゃく)」と呼ぶ。1975年電電公社(現NTT基礎研の土屋治彦と畠山巌らが放電加熱熱源とした基礎技術開拓し光ファイバーの実用化部門である同茨城研究所線路メーカー技術移転行い実用化されたものである高速伝送が可能となるシングルモード光ファイバーは光を導波するコア径が10ミクロン以下で、この光ファイバーシステム接続ネック実用化難しいと考えられていた。ところが土屋等は1977年光ファイバー過熱することにより表面張力発生し光ファイバー同士自動的に微細な軸合わせが行われるセルフアライメント現象発見しシングルモード光ファイバーの低損失接続技術実現した。これによりシングルモードファイバーシステムの実用化が可能となった現在の融着接続装置はより安定放電する高周波放電技術用いており、これら技術全世界使われている。 融着はコネクタ接続比べて接続部信号減衰少ない」「接続必要なスペース少ない」「経年変化がない」というメリットがあるが、一方で一度接続してしまうと簡単に切り離すことができない」「接続部ケーブル被覆取り除くためその部分衝撃弱くなる」といった問題点がある。そのため基本的には、一度接続したらほとんど接続先を変更することのないような場所(電柱上、共同溝内など)での接続ケーブル延長分岐等)に使われる。また外部からの衝撃による影響を防ぐため、接続部分は通常端子函メカニカルクロージャ)や成端箱(せいたんばこ)等に収められる

※この「融着」の解説は、「光ケーブル」の解説の一部です。
「融着」を含む「光ケーブル」の記事については、「光ケーブル」の概要を参照ください。

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