著作 『天国への階梯』とは? わかりやすく解説

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著作 『天国への階梯』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/22 22:38 UTC 版)

ヨアンネス・クリマコス」の記事における「著作 『天国への階梯』」の解説

天国への階梯』はクリマコスの主著であり、今日読まれる教訓書である。元来修道士指導のために書かれ修道基本的な心得欲望活動および観想的生活の諸徳、その完成としての愛について述べ、神へといたる階梯である信仰生活のための手引きを意図している。 全30章とした理由について、クリマコスはイエス・キリスト私生涯洗礼受けて宣教をはじめるまでのイエス人生)が30年からなることにちなんだとしている。はしごのイメージは、創世記にある「ヤコブのはしご」から来ている。天と地をつなぐこのはしごは、キリスト教の伝統においてはキリスト予表解釈されている。 (1)-(30)の各章題名次のようになっている(1)この世放棄 (2)欲望から超然としていること (3)流謫 (4)従順 (5)悔悛 (6)死の想起 (7)悲しみ嘆くこと (8)怒り (9)敵意 (10)中傷 (11)饒舌 (12)虚偽 (13)嫌気-アケーディア (14)大食 (15)渇望 (16)-(17)食欲 (18)-(20)無感覚21恐怖22虚栄心23驕慢そのうえ冒とく (24愚直25謙遜26識別27静寂-ヘシュキア (28祈り29)不受動心-アパテイア30愛 日本語訳 『楽園梯子』(第27-30講話所収手塚奈々子訳、解説 - 『中世思想原典集成3 後期ギリシャ教父ビザンティン思想収録平凡社1994年8月初版

※この「著作 『天国への階梯』」の解説は、「ヨアンネス・クリマコス」の解説の一部です。
「著作 『天国への階梯』」を含む「ヨアンネス・クリマコス」の記事については、「ヨアンネス・クリマコス」の概要を参照ください。

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