菓子・デザート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 18:08 UTC 版)
ハルウォ(Xalwo)はゼリー状のハルヴァで、ソマリアで人気がある。砂糖や蜂蜜を水で溶いて煮詰めたものであり、コーンスターチで寄せることもある。結婚式でもよく出されることから、ソマリア語で「Xalwadii waad qarsatey!」(ハルウォを隠してるでしょう!)と言えば、駆け落ちしたでしょう、内々の結婚式を挙げたでしょう、という意味になる。 ガシャート(gashaato)あるいはクンベ(qumbe)はココナッツを砂糖で固めた菓子である。煮詰めた砂糖にカルダモンで香りをつけ、油を入れ、おろしたココナッツを入れて作る。 ロース・イョ・シシン(Loos iyo sisin)は南部で好まれる菓子で、ピーナッツ(loos)とゴマ(sisin)をカラメルで固めたものである。棒状に作られることが多い。 マシャドーニ(mashadooni)はパパイヤとバナナのマチェドニア(フルーツサラダ)である。 氷菓ジャラート(Jalaato)の名は「凍った」を意味するイタリア語ジェラートに由来する。イタリアのジェラートはアイスクリームに似た菓子であるが、ソマリアのジャラートは果物に棒を挿して凍らせたものである。 ビスケットもブスクット(BuskutあるいはBuskud)の名で食べられている。柔らかな食感のものはダールダール(daardaar)と呼ばれる。ドールショ(Doolsho)はヨーロッパ風のケーキで、ドールショ・ソーマーリ(doolsho soomaali)はカルダモン風味のスポンジケーキ、ドールショ・スバグ(doolsho subag)はバターケーキである。
※この「菓子・デザート」の解説は、「ソマリ料理」の解説の一部です。
「菓子・デザート」を含む「ソマリ料理」の記事については、「ソマリ料理」の概要を参照ください。
- 菓子・デザートのページへのリンク